■次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデル
トヨタ自動車が先頃、カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するユーザーニーズやライフスタイルに寄り添うクルマづくりを推進させる次世代レクサス第1弾として、新型「NX」をワールドプレミアしました。
7年ぶりのモデルチェンジとなる2代目では、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトに、走り、デザイン、先進技術を全面刷新。
電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、力強い加速性能、高い静粛性、実用的なEV航続距離を実現したレクサス初となるPHEVモデルを設定するとともに、駆動力コントロール、空力、軽量化など基本性能を徹底的に磨き上げ、「Lexus Driving Signature」を継承・深化させたとしています。
プラットフォームはハリアーやRAV4と同じ「GA-K」をベースにサスペンションメンバーなどを補強。サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウィッシュボーン式。
車両サイズは現行モデル比で全長4,660(+20)、全幅1,865(+20)、全高1,640(+5)mmで、ホイールベースが2,690(+30)mm。
エクステリアはキープコンセプトながら、パターンをU字形ブロックに変更したスピンドルグリルや、灯体内にDRLを移設したLEDヘッドライト、発光部をL字と一文字の組み合せとしたリヤコンビランプ、「L」マークから「LEXUS」ロゴに刷新されたリヤエンブレムなどが目を惹きます。
一方、インテリアは大幅に刷新されており、画質向上&大型化されたデジタルインナーミラーや機能を集約した14インチディスプレイオーディオ、カラーヘッドアップディスプレイ、操作性を追求したシフトレバー(シフトバイワイヤ)、室内空間を彩るイルミネーション(50色)などを装備。
パワートレーンは2.5L直4エンジンをベースにしたPHEV、HEV、NA仕様に加え、2.4L直4ターボエンジン搭載車の4種類を設定。
PHEV(NX450h+)とターボ(NX350 F SPORT)はAWD仕様のみで、そのほかのHEV(NX350h)とNA(NX250)についてはFFとAWDの2仕様が設定されています。
PHEVには大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント/リヤモーターを搭載しており、ピュアなEV走行を楽しむEVモード、充電残量を維持したいときのHVモード、一時的にエンジンのパワーが欲しいときのAUTO EV/HVモード、走りながら充電したいときのセルフチャージモードなど、シーンに応じて4モードが選択可能。普通充電による満充電までの所要時間は約5.5時間(200V/16A)。
PHEVとHEVのAWD方式はE-Four、ターボモデルはシーンに応じて前後駆動トルク配分を最適化し、意のままにクルマを操れる電子制御フルタイムAWD、NAモデルにはダイナミックトルクコントロールAWDがそれぞれ採用されています。
また、ターボモデルとNAモデルには8速オートマチックトランスミッション「Direct Shift-8AT」を搭載。タイヤサイズは20インチ(235/50R20)と18インチ(235/60R18)の2仕様を設定。
■8月19日(木)午前10時に先行受注をスタート!
そうしたなか、レクサスが新型「NX」の先行受注を8月19日(木)午前10時にスタートさせると発表。併せて販売開始に向けた社内の準備状況を収録した動画を公開しました。
同社では今秋の発売を公表していますが、各種情報によると10月7日(木)を目標にしている模様。
気になる車両価格はNAモデルのNX250が455万円~、HEVのNX350hが520万円~、ターボモデルのNX350 F SPORTが599万円、新たに登場するPHEV、NX450h+が714万円~の予想。
空力性能にこだわり、より高い操縦性を目指して改良された高剛性・軽量ボディや、安定した操縦性と路面に吸い付くような質感の高い乗り心地を追求したサスペンション、進化したプリクラッシュセーフティや高度運転支援技術アドバンストパークなどの装備により、大幅に刷新された新型「NX」の受注開始が大いに待たれます。
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新型 Lexus NX
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