長崎に原爆投下/形状記憶合金の日/トヨタのスープラに2.5LツインターボR登場!【今日は何の日?8月9日】

■広島に続いて長崎に原子爆弾が投下

焼け野原の浦上天主堂付近 (C)Creative Commons
焼け野原の浦上天主堂付近 (C)Creative Commons

1945(昭和20)年8月9日の午前11時2分、米軍のB29爆撃機「ボックス・カー」が原子爆弾「ファットマン」を長崎に投下しました。3日前の8月6日に広島に落とされたウラン235型原子爆弾「リトルボーイ」よりも、プルトニウム239の「ファットマン」は1.5倍の威力があったそうです。長崎市浦上地区周辺一帯で15万人以上の死傷者が発生しました。

形状記憶合金とは(引用:株)アクトメントHP)
形状記憶合金とは(引用:株)アクトメントHP)

また今日は、「形状記憶合金の日」です。1982年(昭和57)、ベルギーで東北大学のグループが形状記憶合金を発表しました。形状記憶合金は、ある温度以下で変形してもその温度以上に加熱すると元の形状に戻る合金です。ニノール(ニッケルとチタンの合金)が代表的な合金で、すでに様々な分野で活用されています。工業分野では温度センサーやアクチュエーターとして活躍、クルマでは冷却水・潤滑油の制御弁や燃料蒸散ガスの排出抑制装置などに適用されています。もしクルマの外板に適用できれば、凹んだときにドライヤーで加熱して簡単に元に戻せますよね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●走り屋に大人気のスープラ2.5GTツインターボR登場!

1990(平成2)年のこの日、3代目スープラに注目の2.5Lツインターボエンジンが搭載された高性能「2.5GT ツインターボR」が登場しました。

1986年発売の3代目スープラ
1986年発売の3代目スープラ

1978年にデビューした初代スープラは、北米では「スープラ」、日本では「セリカXX」と名乗りデビューしました。その後、1986年の3代目から日本でもスープラを名乗り、トヨタのフラッグシップスポーツとして位置付けられました。3代目スープラも、ロングノーズ/ショートデッキの典型的なアメリカンスポーツタイプにリトラクタブルヘッドライトという基本スタイルを継承。当初の搭載エンジンは2.0L直6SOHC NA(自然吸気)、同じ2.0L直6DOHC NAとツインターボ、そして3.0L直6DOHCターボという4種が用意されました。

1986年発売の3代目スープラ(Rear View)
1986年発売の3代目スープラ(Rear View)

当時は、1970年代の排ガス規制対応から解放され、1980年後半になるとバブル景気の影響もあり、エンジンはDOHC化や多弁化、ターボ化による高性能化時代が到来。スープラも対抗するために、1990年のマイナーチェンジで3.0L直6DOHCターボに代えて、最高出力280PS(自主規制値)を発揮する2.5L直6DOHCツインターボ「2.5GTツインターボ」を設定。そして、当時若者から絶大な人気があったレカロのセミバケットシート、ビルシュタインのショックアブソーバー、モモのステアリング、専用ホイールを装備した「2.5GTツインターボR」を投入しました。

1978年発売の初代スープラ(日本名:セリカXX)
1978年発売の初代スープラ(日本名:セリカXX)

2.5GTツインターボRは、典型的なスポーツカーらしいスタイリッシュフォルムと高出力、加えて当時大人気の装備が標準装備されていることから、若者、特に走り屋から高い支持を獲得しました。ライバルは、同じくFRの日産「フェアレディZ」とマツダ「RX-7」、この時代のスポーツカーは安全性能や環境性能の制約がまだ緩かったので、自由に設計されていてどれも魅力的でしたね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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