日本向けはPHEVのみに!? 三菱が新型アウトランダーPHEVを2021年冬に発売へ

■アウトランダーに進化した最新世代のPHEVシステムを搭載

量産車では世界初となるピュアEVの「i-MiEV」を世に送り出して以来、プラグインハイブリッド(PHV/PHEV)でもSUVのアウトランダーに設定することで、電動化を推進してきたのが三菱自動車です。

PHEVは同じ「GSプラットフォーム」を使うエクリプスクロスにも追加され、4WDとの組み合わせにより走りの良さも特徴になっています。

三菱アウトランダーPHEV
今年冬の日本導入がアナウンスされた新型アウトランダーPHEV

同社では、1964年からの電動車の研究開発の成果として「日常ではEV、遠出はハイブリッド」をコンセプトに掲げてきました。

力強くスムーズで静かな走り、多様な天候や路面で安心、安全に楽しめるアウトランダーPHEVは、同社の最上級モデルとして2013年に発売されました。アウトランダーPHEVは、世界60ヵ国以上で販売され、PHEV市場を牽引してきました。

2021年7月29日、新型アウトランダーPHEVモデルを設定し、今冬に日本国内で発売する予定と発表しました。今年4月から発売されている北米市場に続き投入されることになります。

PHEVモデルは、新世代に進化したPHEVシステムを搭載。モーター出力の向上とバッテリー容量の拡大により、さらに力強い走りと航続距離の延長を実現するとしています。また、プラットフォームの一新とコンポーネントの一体化、レイアウトの最適化により3列7人乗りを実現し、SUVとしての居住性と使い勝手を向上させているそうですから楽しみです。

三菱アウトランダーPHEV
進化したPHEVシステムを搭載する新型アウトランダーPHEV

PHEVは、電欠の不安がないうえに環境負荷と充電設備などのインフラ依存が低く、ツインモーター4WD方式のPHEVシステムは、同社の技術の強みといえます。PHEVを中心とした電動車により、2030年までに新車のCO2排出量を40%削減するという目標を掲げています。

一部報道では、日本向けはガソリンエンジンが廃止され、PHEVのみになる、というものあり、次期アウトランダーがどういったSUVになるのか気になります。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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