ゴン攻めできる新型スバル「BRZ」が7月29日に正式発表!注目の価格は308万~343万2000円!

■走りに徹したクールなスバルBRZのグレードは2種!

●低重心の水平対向2.4L/235psは一度乗ったらヤバい!!

新型スバルBRZ
いよいよ正式発表された新型スバルBRZ

すでにプロトタイプ試乗会が行われ、クリッカーでもインプレッションした2代目スバルBRZ」が、2021年7月29日(木)に正式発表されました。

トヨタ(GR86)と共同開発された専用エンジン、2.4L水平対向4気筒(NA)は、旧型2Lでも使われたTOYOTA D-4Sという筒内直噴+ポート燃料噴射装置を継承。低速域から高速域にかけ、なだらかで素直なパワーカーブを持ち、235ps/250Nmのパワー&トルクを発生させています。駆動方式はもちろん後輪駆動、FRです。

新型スバルBRZのフロントビュー
新型スバルBRZのフロントビュー
新型スバルBRZのリヤビュー
新型スバルBRZのリヤビュー

旧型よりはるかにアップさせた高剛性ボディは、スバルグローバルプラットフォームの開発ノウハウを採用し、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを多用。高剛性化によりアップした重量は、アルミ製ルーフ、フロントフェンダー、ボンネットなどで相殺。重量配分も適正化し、低重心化も図られ、スポーツカーの走りを磨きました。

●グレードは「S」と「R」の2種

新型スバルBRZのコクピット
新型スバルBRZのコクピット。画像は「S」グレード

気になるグレードは「S」と「R」の2種が用意されています。

新型スバルBRZのタイヤ&ホイール
新型スバルBRZのタイヤ&ホイール。画像の「S」は18インチ

その違いは主に、「S」が215/40R1818インチアルミホイール、「R」は215/45R17+17インチアルミホイール(タイヤは共にミシュラン・パイロットスポーツ4)。シート表皮は「S」がウルトラスェード®+本革+フロントシートヒーター付きでレッドステッチ+レッドワンポイント、「R」がファブリック+レッドステッチ。その他、ドアトリムやメーターバイザーの素材、オーディオのスピーカーなどの違いがあります。

●エアロチューンも施されよりスポーツ度アップ

新型スバルBRZのフェイス
より低重心化をイメージさせる新型スバルBRZの顔つきです
新型スバルBRZのリヤビュー
マフラーは左右2本出し。ウイングタイプではないダックテール・リヤスポイラーが可愛い!

低く、ワイドに設置されたスバル独自のヘキサゴングリルで個性を主張するエクステリア。フロントフェンダーに設けられたエアアウトレットや、それを取り囲むように設置される空力テクスチャー、またエアアウトレットなどを採用し、空力面でもドライビングをサポート。また、リヤのダックテールスポイラーもFRらしさを象徴しています。

●スポーツカー初採用のアイサイトも!

新型スバルBRZの走り
ゴン攻めできる新型スバルBRZの走り味は、あくまでも安定性を重視しています

ATのみになりますが、オプションではなく標準装備として、スバル独自の運転支援システム「アイサイト」が、スポーツカーとして初採用されました。最新のアイサイトXではありませんが、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロール機能で安全性も確保。ちなみにこのアイサイトは、後に登場するトヨタ・GR86(こちらもATのみ)にも採用されるとのことです。

月間販売台数は500台を計画(初年度)。価格はR(6MT)の308万円からS(6AT)の343万2000円。

FRではありますが、ゴン攻めしてもAWDメーカーのスバルらしいベッタベタなスタビリティを持つ新型スバルBRZは、プロドライバーからも絶賛! 間違いなく今年注目の1台です!

(文:永光 やすの/画像:折原 弘之・SUBARU)

新型スバルBRZの主なスペック
新型スバルBRZの主なスペック

◼️SPECIFICATIONS
【新型スバル BRZ R/S】
全長×全幅×全高(mm):4265×1775×1310
ホイールベース(mm):2574
トレッド 前/後(mm):1520/1550
最低地上高(mm):130
車両重量 (kg) 6MT/6AT:1260/1280(R)1270/1290(S)
エンジン種類:2.4L 水平対向4気筒(筒内直噴+ポート燃料噴射装置<TOYOTA D-4S>)
内径×行程(mm):94.0×86.0
総排気量(cc):2387
圧縮比:12.5
最高出力 ネット(kW(ps)/rpm):170(235)/7000
最大トルク ネット(N・m(kgf-m)/rpm):250(25.5)/3700
燃料タンク容量(L):50
トランスミッション:6MT/E-6AT
駆動方式:RWD(後輪駆動)
サスペンション(前/後):ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
ブレーキ(前/後 共):ベンチレーテッドディスク
ホイール (前/後 共):17インチ アルミホイール(R)18インチ アルミホイール(S)
タイヤサイズ (前/後 共):(R)215/45R17/(S)215/40R18
価格(税込):R(6MT)3,080,000円/R(6AT)3,245,000円/S(6MT)3,267,000円/S(6AT)3,432,000円

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【関連リンク】

SUBARU オフィシャルwebサイト 新型 SUBARU BRZ
https://www.subaru.jp/brz/brz/

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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