エアコン設定温度は「25℃」が最多。エアコン以外の暑さ対策第1位は「日よけ」【2022年版】

■エアコン設定温度は23~25℃が過半数を占める

夏のエアコン設定温度は25℃が20%超で最多
夏の運転でエアコンの設定温度は何度が多いかを調査

真夏のドライブなどでは、脱水症状や熱中症を防ぐためにも、エアコンなどで車内の温度を適切に保つ必要がありますが、暑すぎたり寒すぎたりして、温度調整はなかなか難しいと感じている人も多いでしょう。

特にエアコンは、暑いからといって設定温度を下げすぎると燃費が悪くなることが知られていますが、実際に多くの人はどれくらいの温度に設定することが多いのでしょう? また、そもそもエアコンを使わない人もいるのかや、車内の温度調節について他にどのような工夫をしているのかも気になります。

定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルでは、クルマをよく運転する全国の男女1359人を対象に、夏にクルマのエアコンを何度に設定するか、利用しない場合の理由などについて調査を実施。

その結果、「25℃」に設定する人が最も多いことや、燃費を気にして利用しない人も一定数いることなどが分かりました。

●エアコンを利用しない人も3%存在

今回の調査は、2021年6月16日~6月23日の期間、インターネットによるアンケート形式で実施されたものです。

アンケートでは、まず「夏にクルマのエアコンを利用するか? 」を質問。その結果、

  • 「利用する」:97.0%(1318人)
  • 「利用しない」:3.0%(41人)

と、やはり圧倒的にエアコンを利用する人が多い一方、少数派ながら「利用しない」人もいることが分かりました。

夏のエアコン設定温度は25℃が20%超で最多
夏場にエアコンを何度に設定するかの調査結果(出展:ナイル)

次に、調査では、クルマのエアコンを「利用する」と回答した1318人に、「クルマのエアコンの設定温度は何度にすることが最も多いか」についても質問。その結果は以下の通りです。

1位:「25℃」20.8%
2位:「24℃」18.5%
3位:「23℃」14.9%
4位:「22℃」12.2%
5位:「20℃」8.0%
6位:「26℃」7.8%
7位:「その他」17.8%

前述の通り、「25℃」が最多ですが、「24℃」や「23℃」で設定している人も多く、1~3位で全体の半数以上を占めることが分かりました。

●エアコン以外の暑さ対策で多いのは?

アンケートでは、エアコンを「利用しない」と回答した41人にもその理由を聞いています。結果は以下の通りです。

1位:「窓を開けるから」30.4%
2位:「燃費が悪くなるから」26.1%
3位:「使うほど暑くないから」21.7%
4位:「エアコンが嫌いだから」13.0%
5位:「その他」8.8%

なお、1位の「窓を開けるから」と答えた人の中には、「窓を開けて、自然の風を取り入れるから」「冷え性なので自然の風の方が心地よいから」などの意見もあったそうです。

夏のエアコン設定温度は25℃が20%超で最多
エアコンを使わず「窓を開ける」人も

また、「その他」には、「そもそも乗っている時間が短いから」「使い方がよくわからない」などの回答があったといいます。

さらに、調査では、エアコンを「利用する」と回答した1318人に対し、「エアコン以外の暑さ対策」についても聞いています。その結果は以下の通りです。

1位:「日よけの設置」46.9%
2位:「窓を開ける」36.9%
3位:「扇風機」6.7%
4位:「日陰に駐車する」5.2%
5位:「その他」4.3%

なお、1位の「日よけの設置」には、「(カーフィルムなどの)ウインドバリア」「カーシェード」「サンバイザー」などの意見があったそうです。

夏のエアコン設定温度は25℃が20%超で最多
エアコン以外の暑さ対策ではサンシェードなどの日よけが最多

また、2位の「窓を開ける」には、「ドアの開け閉めでの空気の循環」「少しだけ窓を開けておく」「窓を全部あける」といった回答もありました。

さらに「その他」には、「アイスノンを持ち込む」「天井に断熱材をはる」「凍らせたペットボトル置いておく」などといった意見があったといいます。

このように、多くのドライバーは、夏場にカーエアコンを利用する一方、ほかにもさまざまな工夫をして暑さ対策をしているようですね。

夏のエアコン設定温度は25℃が20%超で最多
窓を開けていても、渋滞路などでは風が車内に入りづらい

また、中には燃費を気にしてエアコンを利用していない人も一定数いることも分かりました。そういった人でも、窓を開けるなどの工夫はしているようですが、もし猛暑の日中に長時間のドライブを行うときは、やはり限界があります。

特に、渋滞にはまると車内に風さえ入りづらくなり、ドライバーはもちろん、同乗者も熱中症になってしまう危険性があります。

暑い夏のドライブは、やはりエアコンなどで適切な温度管理をすると共に、こまめな休憩や水分補給が欠かせません。くれぐれも、熱中症には注意しましょう。

(文:平塚直樹 *写真はイメージです)

※この記事は2022年7月29日に再編集しました。

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この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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