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■世界で見直され、世界で開発が進められる水素燃料電池とは?
●長時間の充電ではなく、水素充填時間の短さに刮目せよ!
2014年12月に発売された初代ミライが、2020年12月9日にフルモデルチェンジし2代目が登場したことで、今ふたたび水素燃料電池車FCVが注目されています。
ということで、「オレは25年以上前から水素オタクだ!」という、国際モータージャーナリスト・清水和夫さんが、自身のYouTubeチャンネル「StartYourEnginesX」で毎週金曜日の夜9時からYouTubeで生配信している「頑固一徹学校」で、水素について勉強した回がありますので、あらためて紹介しましょう。
ち~っと難しい? リケジョじゃないあたしは頭痛がしてくるような内容ですが(涙)、新型ミライ発売を機に今一度、FCV水素燃料電池について学んでみましょう。
●水素エネルギーを使った生活は神秘的
今までSYEでは水素を使う電気自動車のことについて話しましたが、水素をエネルギーとしてとらえたときに、社会に対してどんな広がりがあるのか?を分かりやすく解説していきます。
今、バッテリーの電気自動車と水素燃料電池自動車とを対立させる議論が多いけど、どちらも電気自動車。電気をリチウムイオンバッテリーに貯めて走るか、水素燃料電池で発電して走るか、の違いです。
水素原子は150億光年前、宇宙が生まれたとされるビッグバンのときに最初にできた物質が水素です。『スイヘリーベ[H(水素)・He(ヘリウム)・Li(リチウム)・Be(ベリリウム)…と続く元素周期表の語呂合わせ]』ですね。宇宙が最初にできた時に作られた物質で自動車が走れたり、私たちの暮らしを支えるエネルギーになるというのは、物凄く神秘的。なので私は25年前から水素ウォッチャー、水素オタクです。
●BEVだけじゃ会社は潰れる!
今、世間ではBEV、ベブ!と騒がれていますが、BEVだけでは会社が潰れます! 充電はCHAdeMO(チャデモ)[電気自動車の急速充電方法の商標名]があってもリアルワールドでは上手くいっていません。BEVに過大な期待を寄せ過ぎているんですよね。
リチウムイオンバッテリーに電気を貯めるEVと、水素燃料電池で発電するEVとは対立にあるのではなく、共存できるようなモビリティーシステム、あるいは水素をエネルギーとしてみた時に、再生可能なエネルギーの入れ物としての水素という捉え方もあるし、火力発電の中に水素を入れればその分、カーボンの排出量が下がるので、水素をエネルギーとして使うときにどのようなことが出来るのか?
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自宅でも燃料電池でお湯を作る清水和夫家の話、トヨタとホンダが共同発表したムービングeの話…他、水素をエネルギーとして使う可能性をみんなで勉強してみましょう!
(解説:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの)
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【関連リンク】
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https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX