トヨタ・新型ミライの水素燃料電池・フューエルセル技術を清水和夫と学ぶ!【SYE_X】

■近未来自動車の動力源の主流になるか? これが水素燃料電池技術だ

●摩訶不思議で難解な、水素と酸素と発電のハナシ

新型ミライの新技術
コンパクトかつ高性能になったFCV技術。それは、走りの気持ち良さにも現れています。

前回は国際モータージャーナリスト・清水和夫さんによるトヨタ・新型ミライ・プロトタイプ試乗をお届けしました。続く今回は、そのミライの動力源となる水素燃料電池、FCVの基本、仕組みを清水和夫さんとともに学んでいきましょう!

新型ミライの新技術
新型ミライの新技術。

水素充填時間の短さがEVにはない良さ(充電は時間がかかるのが難点)から、近未来的にはFCVが主流になってもおかしくないシステム。でも、そのすべてのシステムを理解するのはなかなか難しい…。

新型ミライの新技術
新型ミライの新技術について、清水和夫さんと学んでいきましょう!

ということで私、clicccar永光も動画を見ました。が…! 理科系に疎い不リケジョな私には、何回見ても「???」だらけ! 家の電球交換くらいしかできないのだから、しょうがない(涙)。しかし、更に十数回ほど見ていくとFCVの入り口の一歩くらいは理解できた…よ~な気がする?

トヨタの高橋さんと清水さん
トヨタZEVファクトリー FC製品開発部 グループ長・高橋 剛さんからFCV技術について伺いました。

講師は、トヨタZEVファクトリー FC製品開発部 グループ長・高橋 剛さん。では動画で、ミライのコア技術、水素燃料電池、FC(フューエルセル)について清水さんと共に講義を聞いて、FCV技術を理解していきましょう!

(インタビュアー:清水和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの

新型ミライの主なスペック
新型ミライの主なスペック。

【SPECIFICATIONS】
車名:トヨタ ミライ プロトタイプ
全長×全幅×全高:4975(先代比+85)×1885(先代比+70)×1470(先代比-65)mm
最低地上高:155mm
室内長×室内幅×室内高:1805×1595×1135mm
ホイールベース:2920mm(先代比+140)
車両重量:1930kg
トレッド:フロント1610mm/リヤ1605mm
駆動方式:RWD
FCスタック:体積出力密度4.4kW/L/最高出力:128kW(174ps)高圧水素タンク:本数3本/公称使用圧力70MPa/タンク貯蔵性能6.0wt %
モーター:最高出力134kW(182ps)/最大トルク300Nm(30.6kgm)
乗車定員:5名
航続可能距離:850km
最高速度:175km/h

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トヨタの新型ミライはまるでスーパージェッター流星号! EVよ、倍返しだ!! by清水和夫【SYE_X】
https://clicccar.com/2020/11/04/1031389/

【関連リンク】
StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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