■安全運転と快適性能、低燃費性能に貢献
ブリヂストンは、環境性能と運動性能を両立するタイヤ技術「ENLITEN(エンライトン)」を開発しています。このほど、日産が2020年10月から北米で発売した新型SUV「ローグ」の新車装着タイヤとして、「ENLITEN(エンライトン)」技術が搭載された「ALENZA Sport A/S(アレンザ)」の納入を開始したと発表しました。
採用されたタイヤサイズは、235/55R19 101V、235/60R18 103H、235/65R17 104Hの3つ。
タイヤ技術の「ENLITEN」は、タイヤ重量を大幅に軽量化し、省資源化やタイヤの転がり抵抗を大幅に低減することで環境負荷を低減すると共に、ハンドリングなどの運動性能との両立を可能にする基盤技術の1つ。ブリヂストンでは、「ENLITEN」技術を採用したタイヤを通じて、車両が求める環境性能と運動性能を実現すると同時に、環境負荷低減や資源生産性の向上に貢献するとしています。
ブリヂストングループは、長きに渡るパートナーとして「ローグ」の開発に参画し、日産自動車と共働でタイヤのウェット性能などの運動性能や摩耗性能を維持しながら、軽量化による転がり抵抗の大幅な低減を追求したとしています。
同該車両のOEタイヤとして承認された「ALENZA Sport A/S」は、3次元形状革新サイプと新形状パターン、接地形状の最適化といった「ENLITEN(エンライトン)」技術の技術優位性と、独自材料技術を組み合わせることで、日産が求める環境性能と運動性能の両立を実現したとしています。
ロングドライブでの快適性と高速運動性能を高次元にバランスさせたタイヤブランド「ALENZA」を踏襲した「ALENZA Sport A/S」により、安全運転と快適性能、低燃費性能にも貢献するとしています。
(塚田 勝弘)