APOLLO 
■偶数ナンバーを持つSUVにも関わらず、クーペ感は控えめに
BMWが開発中の新型クロスオーバーSUV（BMWはSAV＝スポーツ・アクティビティ・ビークルと呼ぶ）、「X8」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
キャリアカーで輸送中に捉えたプロトタイプは弟分「X7」と設計上の類似点がありますが、フロントエンドはより平らに見えます。また、ヘッドライトも下部へ装着されている様子が伺えるほか、丸みを持ったボンネットフードも確認できます。
さらに気づくのは、偶数ナンバーを持つSUVにも関わらず、「X4」「X6」などのクーペにインスパイアされたスタイリングではないということです。
ただしX7と比較すると、ルーフは後方で少し下向きのアーチ形状になっているほか、リアフェンダーもより丸みを帯びていることがわかります。さらにフロントに275/35R22インチ、リアに315/35R22インチの粘着性「Pirelli P-Zero」が装着されていることが確認できました。
シートレイアウトは、最大2列5人乗りまで用意されますが、2列4人乗りのラグジュアリースタイルもセレクト可能となりそうです。
リアエンドには、バンパーに「Hybrid Test Vehicle」のステッカーが貼られており、このプロトタイプがハイブリッドパワートレインであることが一目瞭然です。おそらく最高出力394ps、最大トルク600Nmを発揮する「745e」（7シリーズのPHEV）と同様のプラグインハイブリッドドライブトレインが流用されると見られます。
最強モデルには4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン＋電気モーターを搭載、最高出力750ps以上を発揮すると噂される「X8M」の設定も期待できるはずです。
X8市販型のワールドプレミアは、最速で2021年後半が有力です。
（APOLLO）
