目次
■R35日産GT-Rはスポーツカーというよりレーシングカーみたい!?
●カシミアの靴下で筑波アタック、1分02秒119!
今回の動画は、国際モータージャーナリスト・清水和夫さん主宰のスタートユアエンジン(SYE)の、膨大な数の動画の中から厳選し、たま~にご紹介するアーカイブシリーズからのご紹介です。
時は2007年12月27日、超寒そうだったであろう筑波サーキットでの収録。アタックマシンは、初代日産GT-R。2020年現在66歳、動画の2007年当時53歳の清水さんが、GT-R発売直後に行った本気アタックです! ン~これは必見!!
解説しているのは、タイムアタックを行った清水さんと、現プローバ代表取締役社長でありレーシングドライバーの吉田寿博さんという『シミピー&ヨッシー子弟コンビ』ですね。
今やGT-Rの筑波タイムは、スぺシャルエディションやNISMOバージョンが1分00秒台や1分切りを記録していますが、初代GT-R発売当時でのこのタイムは最速です(clicccarやすの調べ)。
●元祖筑波マイスター・清水和夫がサーキット走行で重要視していることは?
テストやレースで30年以上(2020年現在だと50年近く!?)筑波サーキットを走っている清水和夫さんが、サーキット走行をする上で心掛けていることはなんでしょう?
「サーキット走行はナメられないよね。安全に対して完全なことを考えなければならない。何があるか分からないからね。タイヤが取れたり、シートベルトアンカーの溶接が取れたり、アクセルペダルが折れたり! そんな武勇伝はたくさんあるよ」(清水)。
●失神するほど楽しいスポーツカーか、Gに耐えうる体力が必要なレーシングカーか?
「私のスポーツカーの定義は、速さよりも走っていて面白くて失神しちゃうかどうか…だね。失神しちゃうくらい気持ちイイのがスポーツカーで、ビックリするくらい速いのがレーシングカー。GT-Rはその中間かレーシングカーに近いかな」(清水)。
筑波サーキットって、清水さんにとってはどう感じますか?
「もうね、茨城弁がうつっちゃうくらい筑波サーキットを走ってる! 全長2kmほど(2045m)のタイトコーナーが多いサーキットだけど、奥が深いのが筑波サーキットでもあるね。ある意味、鈴鹿サーキットより難しいかも。コンマ2秒詰めるのが悩むんだよな~。攻めと守りが微妙で」(清水)。
タイムアタックするときの重要ポイントは?
「一発の本気アタックは集中力しかない。とにかくミスしないこと。気合だけじゃダメ。ブレーキを強く踏むとターンインしにくくなるから、どこかでブレーキを抜くのも大事。それが難しいんだよね」(清水)。
ウォーミングアップからタイムアタック、クーリングから再度アタックへ! GT-Rならではのステアリングやペダルワークなど参考になるところ多数! では動画をドーゾ!
(試乗:清水 和夫/語り:清水 和夫・吉田 寿博/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの)
【関連リンク】
StartYourEnginesX
国際モータージャーナリスト、清水和夫が主宰する自動車専門動画ウェブメディア。クルマの限界性能と安全性を徹底的に試すダイナミック・セイフティ・テスト(DST)を始め、国内外の新車インプレッション、注目度の高まる先進安全技術、自動運転など、クルマに関するあらゆるジャンルの動画をサイトアップしています。ぜひぜひ!チャンネル登録のうえご視聴ください。