目次
■ラリー仕様ヤリスCVT清水和夫号、モリモリなロールケージで補強完成!
●しかし、まだまだやることい~っぱい!
4WDじゃない、ターボじゃない、GRじゃない「ヤリスG CVT(1.5L/FF/ガソリン)」で全日本ラリーに挑戦する現役ラリースト&元GT選手権・N1耐久レーサーの国際モータージャーナリスト・清水和夫さん。
その車両制作過程を追っていますが、現在まで「新車のヤリス納車でワクワク編」と「ヤリスをフルヌードにしてみた編」をお送りしています。
そしていよいよ、ボディメイクの匠・オクヤマでのロールケージ製作・組み込みが完成した!との報が入り、その姿を確認するためさっそく行ってきました。
残念なことにWRCラリージャパン(11月19~22日)の開催中止が決定となり、全日本ラリーもMONTRE 2020(9月25~27日)、第48回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2020(10月16~18日)が相次いで中止となってしまいました…。憎いぜコロナ!!
しかし、新車製作には時間が出来た!…と無理矢理、頭の中を切り替えて全日本ラリー再開を待ちましょう。
では早速、ジックリ着々と進むラリー仕様ヤリスCVT清水和夫号の姿を見ていきましょう。
●ゴリゴリのロールケージは匠・オクヤマのノウハウ満載!
「新車で競技車両を作るのは何年ぶり? 昔はワークスだったけど、コイツは年金叩いて買った愛車。ワクワクするね!」(清水)
ボディ製作の匠、(株)オクヤマ・奥山 正社長、長年のノウハウで組み上げられた24点式のロールケージは「こりゃジャングルジムだな!」と清水さんもビックリ!
「ロールケージとボディ補強、このふたつのバランスをとるのもポイント」と語る奥山社長。
しかし、さすがのオクヤマでも「ヤリスを作るのは初めて」とのことで、JAF規則書プラスの匠のノウハウや経験値が満載です。
まだ骨組みだけのヤリスにさっそく乗り込む清水さん…。ジャングルジム状に組まれたロールケージに「うんしょ、うんしょ」言いながら乗り降りが大変そうです。
「いや~、こりゃ乗り降りには柔軟性が必要だな(汗)」(清水)。
この後は再度ガレージに入れ、エンジンやトランスミッションのナラシやチェック、またサスペンション製作もあります。
「ボディ剛性は上がっているけど、逆にやっていないところの剛性が弱くなってバランスが崩れていないか心配だけどね。そして富士スピードウェイでのシェイクダウン。本当にワクワクする!」(清水)
さぁ清水さん、ストレッチしましょうか!
(清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/文:永光 やすの)
【関連記事】
新型コロナウイルス緊急事態宣言解除! 清水和夫、ヤリスCVTで全日本ラリー&ラリージャパンへ向け準備着々
https://clicccar.com/2020/05/27/980745/
新車のヤリスが骨格だけに! ヤリス清水和夫号をフルヌードにして分かったこと【StartYourEnginesX】
https://clicccar.com/2020/05/28/980930/