■約20%最大出力を向上させた進化した「e-POWER」を搭載
日産キックスのパワートレーンは、日産自慢の「e-POWER」で、その最大出力を約20%向上させたことで、さらに力強い走りが可能になったとしています。また、アクセルペダルの踏み戻しで車速を調整できる「e-POWERドライブ」が採用され、ワンペダル感覚での運転が可能になるなど、「e-POWER」の利点が踏襲されています。さらに、発電用エンジンの作動タイミングの制御を最適化することで、エンジンの作動頻度を減らし、高い静粛性を実現したとしています。
先進装備では、運転支援技術の「プロパイロット」が全車に標準装備されています。ミリ波レーダーが採用されたことで、より遠くの先行車の状況を検知し、スムースな制御が行えるそう。
ほかにも、事故時の自動通報はもちろん、あおり運転や急病などの緊急事態にも手動で通報できる「SOSコール」も全車に標準装備されています。また、前方の状況を監視し、車両や歩行者との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」なども標準化されたことで、全車が「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」に該当します。
気になる居住性も初代ジュークより改善しています。運転席は開放感ある視界を確保すると共に、リヤシートは、ニールームが600mm、ヘッドルームも85mmを確保したとしています。これにより、大人4人でも快適に過ごせるキャビンになったそう。
ラゲッジも初代ジュークから大幅容量増になっています。クラストップレベルの423Lという荷室容量により、Mサイズのスーツケースが4つ積載できる広さを確保。また、リヤシートは可倒式のレバー操作により容易に倒すことが可能になっています。
価格は「X」が275万9900円、「X ツートーンインテリアエディション」が286万9900円。発電用エンジンはHR12DE、モーターはEM57で、駆動方式は2WDのみです。
(塚田勝弘)