■自動車販売、カーリース、レンタカー、カーシェアリングなどの車両管理者のニーズに応える
以前お伝えしたように、最近のドライブレコーダーの売れ筋は、前後2カメラ式。平均購入価格は約1万9000円になっています。
あおり運転の厳罰化・明文化により、さらにニーズが高まるかもしれません。
そんな中、JVCケンウッドは「ケンウッド」ブランドより特定販路向けドライブレコーダーの新ラインアップとして、前後撮影対応2カメラ式ドライブレコーダーの「DRV-MR450DC」を2020年7月上旬に発売します。
「DRV-MR450DC」は、自動車販売、カーリース、カーシェアリング、レンタカー業界などに展開する特定販路向けモデルで、同社初となる前方・後方の同時録画に対応する2カメラモデル。
●管理者以外にドライブレコーダーの操作、設定をさせないカバーを用意
あおり運転などの事件や事故は、自家用車だけでなく営業車などのリース車両、レンタカーなどでも受ける可能性があり、こうした車両を提供する企業の車両管理者の中でもドライブレコーダーのニーズが高まっているそうです。
こうしたレンタカーやカーシェアリング、カーリースなどの車両管理者のニーズに応え、管理者以外がドライブレコーダーの操作や設定の変更、SDカードの取り出しなどができないようにする本体の操作防止カバーと、車内のシガープラグを使用せずに給電できる車載電源ケーブルが付属されているのが特徴。
これにより、万一の際の証拠のひとつになりうる録画データを管理できるため、利用者が簡単に操作設定の変更ができないという、車両管理者のニーズに応えるモデルになります。
性能面では高精細フルハイビジョン録画に対応すると共に、F1.8広視野角レンズの採用。フロントカメラには「水平122°垂直63°対角150°」の広視野角レンズが搭載され、より広い範囲の録画に対応。
フロントカメラ、リヤカメラにF1.8の明るいレンズが搭載されていて、夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影に強く、昼間を含めた総合的な画質を向上。
リヤのスモークガラスに対応した「スモーク シースルー機能」も搭載されます。同機能は、リヤスモークガラスの明るさに応じて3段階で調整可能で、後方の映像も明るく鮮明な映像で記録ができるそう。
ほかにも、SDカードへの記録エラーを未然に防止する「SDカードメンテナンスフリー機能」や、4つの録画機能やドライバーをサポートする「運転支援機能」を採用。
オプションで、別売の車載電源ケーブル「CA-DR350」を使うことで、最長24時間の駐車監視録画にも対応しています。
(塚田勝弘)