作り続けて50年…でも歴代モデルはたった4世代。スズキ・ジムニーのヒストリーをサクッと紹介

■祝・生誕50年! 歴代ジムニーを振りかえってみよう

いやはや、2018年7月5日の新型4代目ジムニー&シエラ発表から2年弱経つというのに、世の新型ジムニー熱が冷める気配は一向になく、契約から納車まで1年待ちとも2年待ちともされている人気ぶりです。

かつてのセダン、いまなら軽自動車やミニバンのように、いつの時代も市場のシェアを大きく占めるカテゴリーのクルマではないため、もともとの生産計画台数は抑えられています。

そこへ想定外(?)の注文数が殺到したものですから、メーカーも途中で増産体制を採りましたが、海外向けに多くまわす都合もあり、国内ユーザーに届く時間はなかなか縮まらないようです。

とにかく前評判から発表・発売、そしていまに至るまでの数年越しで、これほど話題が沈静化しないモデルはめずらしい。

クルマが売れない、いまのクルマはつまらないといわれるようになってだいぶ経つ中、久々にクルマ界を明るくしている4代目ジムニーです。

それはさておき、3月3日はジムニー50回目の誕生日でした。

そしてその12日後の3月15日は、スズキ創業100周年の日…つまりスズキにとって2020年3月は、「50年」「100年」という切りのいい数字が並ぶ、ダブルアニバーサリーの月だったのです。

そこでジムニー生誕50周年を勝手に記念し、ここで全4世代ジムニーをあらためてご紹介していきましょう。

第1回目はそのプロローグ。今回は全4世代の概要だけをお見せします。