新型コロナウィルスの影響か?SUVの人気モデル旧型ハリアー中古車相場がモデルチェンジ前に大変化!【中古車】

流通している中古車をより詳しく見てみると、2019年〜2020年式。そして走行距離500km以下といういわゆる「おろしたて中古車」が約400台も流通しています。にもかかわらず平均価格が値落ちしているというのですから、ユーザーの買い控えがハッキリと表れています。

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新型では設定されていない2Lターボエンジン

グレード構成は2Lガソリン車のプレミアム2WD車が約765台と最も多く、次いでエントリーグレードの2.0エレガンス2WD車が約562台とこの2グレードで中古車の半数近くを占めています。一方、ハイブリッドもプレミアムアドバンスパッケージが約144台。2017年のマイナーチェンジで登場したターボ車はプレミアムの約53台となっています。

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旧型ハリアーのフロントシート
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旧型ハリアーのリアシート

コロナウィルスの影響がどれくらい続くのかわかりませんが、ユーザーの購入意欲が向上しなければ、需要と供給によって価格が形成される中古車はハリアーに限らず値落ち、最悪は暴落とも言える値動きとなる可能性があります。今後の中古車相場の動きを厳しくチェックしていく必要があります。

(文:萩原文博・写真:トヨタ自動車)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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