グッドイヤーとスケッチャーズがフットウェアを共同開発!

■自社のタイヤに用いる技術をスニーカーに応用!

タイヤメーカーのグッドイヤーは、新しい分野にも積極的に挑むことで有名です。1970年代のアポロ計画では月面車のタイヤを開発しましたし、昨年の東京モーターショーでは、レクサスのEVコンセプトカーのインホイールモーター一体型タイヤを提案しました。

レクサス用タイヤ
レクサスLF-30 Electrifiedのタイヤ

そんなグッドイヤーが、今度はフットウェアに挑みました。コラボしたのはスニーカーの世界的ブランド「スケッチャーズ」。メンズ、ウィメンズ、キッズそれぞれのモデルに、グッドイヤー独自の技術を盛り込んだアウトソールを採用したのです。

グッドイヤー製アウトソール
グッドイヤー製アウトソールを採用したスケッチャーズのフットウェア

このアウトソール開発にあたっては、グッドイヤーが自社のタイヤに採用している「持続可能な大豆油を含む特殊なポリマーを含む独自技術」が用いられたとのこと。具体的にはランニング時の安定性向上や職場の滑りやすい床でのグリップ性のアップ、子供の遊び場での耐久性の向上といった効果が期待できるそうです。

グッドイヤー製アウトソール
グッドイヤー製アウトソールを採用したスケッチャーズのフットウェア

グッドイヤー製アウトソールを用いたフットウェアは、当初スケッチャーズの「GOrun」シリーズの3モデルからスタートしますが、2020年じゅうにアスレチック・ライフスタイルやトレイル、ワークフットウェア、キッズスタイルへと拡大していくとのこと。今度靴を選びに行くときは、靴底のグッドイヤーのロゴを探してみてはどうでしょう。なんといってもグッドイヤーのロゴマークは、「羽のついた靴」ですものね。

グッドイヤーのロゴマーク
グッドイヤーのロゴマーク

(文:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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