●インドの空気をクリーンにしたいからその名前に!
「人生観が変わる」と人々がいうから、一生に一度はインド旅行!
そんな気持ちで出かけた初インド、そして初「デリーモーターショー」。ニュースを求めて会場を歩いていると「OKINAWA」という名前の2輪ブースを見つけました。
OKINWAって「沖縄」のこと? なぜ日本の地名をつけたのか? なかなか興味深いじゃないですか。
スタッフに尋ねてみたところ「OKINAWAは2015年に設立されたインドの会社で、電動バイク専門メーカー」とのこと。バッテリーなどは中国から輸入しているものの、できるだけインドの部品を使い、しっかりと雇用を生みながらインドの人々のためになる製品づくりを目指しているのだとか。
そしてなんと、インドの電動スクーター市場ではトップシェアで、インド政府からの電動バイクに対する補助金の対象となった最初のモデルもこの会社の商品というから驚き。カタログスペックでの1充電走行距離が30kmほどの気軽なタイプから、160kmというロングレンジモデルまで8モデルをラインナップしています。
で、気になる「沖縄」というネーミングとした理由。それは創始者がかつて旅行で沖縄を訪れた時にその環境の良さに感動し、「大気汚染が深刻なインドもいつか沖縄のようにきれいな空気になって欲しい」という願いを込めて名付けたのだそうです。日本人としてはなんだか誇らしい話ですね。
(工藤貴宏)