どうしてそんなメーカー名? 電動バイクブランドに「沖縄」と名付けた理由とは?【デリーモーターショー2020】

●インドの空気をクリーンにしたいからその名前に!

「人生観が変わる」と人々がいうから、一生に一度はインド旅行!

そんな気持ちで出かけた初インド、そして初「デリーモーターショー」。ニュースを求めて会場を歩いていると「OKINAWA」という名前の2輪ブースを見つけました。

インドなのにOKINAWA

OKINWAって「沖縄」のこと? なぜ日本の地名をつけたのか? なかなか興味深いじゃないですか。

OKINAWAは電動バイク専門ブランド

スタッフに尋ねてみたところ「OKINAWAは2015年に設立されたインドの会社で、電動バイク専門メーカー」とのこと。バッテリーなどは中国から輸入しているものの、できるだけインドの部品を使い、しっかりと雇用を生みながらインドの人々のためになる製品づくりを目指しているのだとか。

そしてなんと、インドの電動スクーター市場ではトップシェアで、インド政府からの電動バイクに対する補助金の対象となった最初のモデルもこの会社の商品というから驚き。カタログスペックでの1充電走行距離が30kmほどの気軽なタイプから、160kmというロングレンジモデルまで8モデルをラインナップしています。

沖縄の環境に感動したからOKINAWA

で、気になる「沖縄」というネーミングとした理由。それは創始者がかつて旅行で沖縄を訪れた時にその環境の良さに感動し、「大気汚染が深刻なインドもいつか沖縄のようにきれいな空気になって欲しい」という願いを込めて名付けたのだそうです。日本人としてはなんだか誇らしい話ですね。

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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