■大型犬との移動で分かった、GVCの優しい機能とは?
・TMS2019オープンフューチャーはワンコも一緒に楽しめました!
東京モーターショー2019の2会場をつなぐ無料エリア・オープンフューチャー、夢の大橋の東側を歩いていると、なにやらより一層の人だかりが…。しかも「ワンワンッ!」とワンコの鳴き声も聞こえてきます。無類のワンコ好きであるあたしがワクワク覗いてみると、そこにはたくさんの秋田犬の姿が!
「イヤ~ン超カワイイ!! 触りた~い!!!!!」…でもなんでココにワンコたち?
そこにはマツダのSUV、CX-8のガチアウトドア仕様が並び、その中の1台のCX-8のリヤハッチを開けたところに1匹の秋田犬がチョコンと乗っていました。CX-8はその美しいボディラインにプラス、ガソリン、ガソリン+ターボ、ディーゼルエンジンとバリエーションもあり、また3列シートで使い勝手も良いところがクローズアップされています。
そして、マツダの世界初の技術として開発された「G-ベクタリング コントロール(GVC)」「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」もCX-8の大きなセールスポイントです。
このGVCを超カンタンに言うと、エンジントルクを制御し前後左右のGをコントロールすることで、4輪荷重を最適化してシャシー性能をアップ、またGVC plusでは更にブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)も加え車両を安定させる、そういう機能です。これにより、同乗者にも揺れを感じさせず「クルマ酔い」も抑えてくれるという効果もあります。
そして、このクルマ酔い防止機能にもなるGVC(GVCプラス)は人間だけではなく、ワンコたちにも大好評!なのだそうです。
ワンコ、特に大型犬は車内で動き回ったりすると運転者のジャマにもなってしまうため、ハッチ部分やCX-8でいえば3列目シート部分にゲージを設置し、ワンコが安心感を得られる狭い空間を作ってあげることで、安全安心な「ワンコとドライブ」が出来るようになります。
しかし、中にはクルマの振動が苦手でクルマ酔いをしてしまいリバース…なんてことになってしまうワンコもいるんです。ウチにいたヨークシャテリアもクルマに乗るとゲポッ…でした。
実際に、GVC有る無しをワンコたちが乗り比べてみると、「振動やG変化による気持ち悪さが物凄く軽減されているため、快適にクルマ移動ができてクルマ酔いが起きなくなった!ワン」と、インタビューをした秋田犬の勝星(しょうせい)クン1歳(ちなみに勝星クン、ロシアのフィギュアスケーター・ザギトワ選手の秋田犬、勝クンの兄弟)が興奮気味に答えてくれました。
人馬一体、美しく走るマツダのGVC(GVCプラス)は、人間だけではなくワンコにも優しい機能だということが、大型犬・秋田犬ちゃんたちにより証明されているんですね。
(文:永光 やすの/画像:三熊 敏郎)