レクサスLCの限定車「“PATINA Elegance”」はエレガントな「L-ANILINE」本革シートを採用し、上質な乗り心地を獲得【レクサスLC試乗記】

レクサス LC

■LCはレクサスの挑戦であり、国産ラグジュアリークーペの最高峰

2019年9月26日に100台限定で発売されたレクサスLC500の「“PATINA Elegance”」に試乗する機会がありました。

同仕様の魅力は、セクシーな内・外装。中でも目を惹くのはインテリアで、柔らかさが追求された「L-ANILINE」本革シートは、上質で柔らかな触感が楽しめます。さらに上質なタッチのプレミアムレザーが採用された本革ステアリングも魅力。

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レクサスLC500の特別仕様車「“PATINA Elegance”」の走り

エクステリアは、エレガントなボディカラーである「テレーンカーキマイカメタリック」がLCとして新規設定され、このボディカラーと特別仕様車専用内装色である「パティーナブラウン」のコーディネイトは非常にラグジュアリーな雰囲気を漂わせています。

さらに、レーザーエッチングで金属加工され、L字が重なったモチーフが美しく浮かび上がるスカッフプレートなどが特別装備され、ラグジュアリークーペにふさわしい優雅さと洗練された気品を際立たせたとしています。

走りでは、2018年の年次改良が盛り込まれており、ワインディングで走りを磨くべくステアリングフィールが向上しています。ステアリングサポートのアルミダイキャスト化、インタミディエイトシャフトダンパーの小型軽量化、ギヤマウントブッシュの剛性により、切り始めのすっきり感など、操縦性の向上が図られています。

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レクサスLC500の100台限定車「“PATINA Elegance”」

「“PATINA Elegance”」では走りの改良も盛り込まれています。「L-ANILINE」本革シートは、上質な触感だけでなく面圧分布にも優れ、ホールド性が向上し、振動伝達の低減効果もあるとしています。

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レクサスLC「“PATINA Elegance”」の「L-ANILINE」本革シート

また、リヤの接地感向上・車速コントロール性の向上も図られています。なお、「L-ANILINE」本革シートをのぞき、カタログモデルにもリヤの接地感と車速コントロール性の向上が盛り込まれているそうです(プレスリリースには記載がなく、今回の試乗会に参加した人向けの情報と強調)。

レクサスLCは、コンセプトカーの「LF-LC」から市販仕様を作り上げる際に、実現不可能といわれたほどチャレンジングなスタイリングを実現していて、社内では「Lexus Challenge」を掲げたフラッグシップサルーンです。

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レクサスLC「“PATINA Elegance”」のインテリア

その上質でエレガントなムードを濃厚に放つレクサスLC500「“PATINA Elegance”」は、心地よく包み込まれるようなフロントシートの座り心地で、多少乗降時に気を使う以外は、ロングドライブでも箱根のような山道でも非常に快適。それでいながら低重心化と慣性モーメントの低減による切れ味鋭いハンドリングも同時に味わえます。ウエット路面でも常識的な範囲に収まる速度域であれば、安定志向のフットワークを披露してくれます。

LC500が搭載するパワートレーンは、2UR-GSE型の5.0L V8エンジンで、トランスミッションはDirect Shift-10ATが組み合わされています。477ps/540Nmという強力なアウトプットにより、走行モードを「Eco」にしていても少し踏み込めば力強いダッシュが可能で、公道なら「Sport S」でも背中が背もたれに押しつけられるような発進加速も容易に引き出せます。

電動パワーステアリングの手応えがグッと増す「Sport S+」もありますが、こちらは加速や操舵感が強烈で公道ではほとんど出番の必要性を感じさせないほど。

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レクサスLC500「“PATINA Elegance”」のフロントビュー
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レクサスLC500「“PATINA Elegance”」のリヤビュー

乗り心地は適度に引き締まっていますが、先述した心地よくフィットする上質なフロントシートにより、低速域から高速域までフラット感があり、荒れた路面でも大小の入力を巧みに減衰。大人の上質なクーペに仕上がっていて、そこにエレガントな内・外装が加わった「“PATINA Elegance”」は、隣の高級クーペとひと味違う世界観を望む層に訴求するモデルに仕上がっています。

(文/塚田勝弘 写真/井上 誠)

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