■市販時には新しい軽自動車として提案されるかも?
クーペ、ワゴン共に市場がシュリンクしている今、スズキは「WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE つくろう、あなたのワクワクで、みんなのワクワクを。」をテーマにした今回の東京モーターショーで、クルマ好きならずとも惹きつけられる仕掛けとともに「WAKU SPO(ワクスポ)」を登場させました。これは、ぜひ近くでチェックしたいモデルです。
全長3700×全幅1650×全高1430mmというボディサイズが与えられたコンセプトカーの「WAKU SPO(ワクスポ)」は、デザインスタディということもあり、軽自動車枠を超えていますが、同コンセプトカーをベースにした市販モデルが登場するならば、その際は軽自動車ということも十分に考えられるでしょう。
見どころは、クーペとワゴンがスイッチ操作で変身するコンセプトカーらしい仕掛けです。若い層や熟年層には主にクーペを、ファミリー層やアウトドアを楽しむ人にはワゴンを、1台で提案したとも受け取れます。
ライバルのダイハツには外装が着せ替え可能なコペンというオープンスポーツカーがありますが、スズキには残念ながらありません。スポーツカーファンは次期カプチーノの登場を期待してしまいがちですが、かつて鈴木 修会長が「軽自動車にスポーツカーは要らない」という発言をされたことを覚えている方もいるでしょう。