三菱スーパーハイト軽ワゴンコンセプトはeKクロス顔で存在感アピール! 後席スライド量もすごい【東京モータショー2019】

■eKスペースの後継か!? 打倒N-BOXの武器は迫力顔と後席スライド

三菱が東京モーターショーに出品している『スーパーハイト軽ワゴンコンセプト(以下、スーパーハイト軽)』は、販売中のeKスペースの次世代モデルであることがほぼ確定しているモデルです。

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのフロントスタイル
三菱オリジナルのダイナミックシールドを採用したフロントフェイスです

特徴はなんといってもそのフロントフェイスです。

既に発売済みのeKクロスの流れを引き継いだものになっています。

この、顔全体でXを表現するようなスタイルは三菱がダイナミックシールドと呼んでいるもの。

デリカD:5やRVRなどにも採用されているものですが、今回のスーパーハイト軽では大きな特徴があります。

それがヘッドライトの位置です。

デリカD:5やeKクロスでは上側のライトはヘッドライトではなくシグネチャーライトでした。

しかしこの三菱スーパーハイト軽ではこの位置がヘッドライト(ロービーム&ハイビーム)となります。

下段に位置するライトは上からフォグ、ポジション、ウインカーとなります。

ボディのサイド面を見ると平坦になりがちな軽自動車でありながら、抑揚のある面作りが特徴的です。

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのサイドスタイル
サイドの面には軽自動車の幅を感じさせない、抑揚のある断面が採用されました

これはeKスペースの初代モデルから受け継いだ伝統と言えます。

リアスタイルはボクシーですが、スマートなテールライト形状などもあり、端正な印象を与えてくれています。

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのリアスタイル
スクエアなだけじゃなく、端正さも伝わってくるリアスタイルです

ラゲッジスペースは後席を一番後ろまで下げた状態でも必要十分な量がありますが…

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのラゲッジルーム
リアシートを後端までスライドさせた状態でもラゲッジルームは十分な広さがあります

ラゲッジ側から操作できるレバーを使い、後席を前方にスライドさせると、意外なほど大きな空間が広がることに気がつきます。

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのリアシートのスライド
荷室側からこのようにシートを前方向にスライドさせることができます

リヤシート周りはさすがスーパーハイト、たっぷりとした空間が確保されてます。

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのリアシート足元
リアシートの足元はたっぷりとしたスペースが用意されています
三菱のスーパーハイト軽ワゴンのリアシート
シートは既に発売済みのeKクロスでもおなじみのプレミアム仕様でしょうか。ブラウンの上質なレザーが使われていました

インパネはeKクロスekワゴン/クロスにも通じる、平板ではないボリュームある造形のもの。

ステアリングスイッチを見ると、高速道路同一車線運転支援技術・マイパイロットが装備されていることもわかりました。

三菱のスーパーハイト軽ワゴンのインテリア
先進運転安全支援システムや高速道路同一車線運転支援技術マイパイロットを採用していることがわかりました

あっと驚く迫力フェイスで販売も好調なeKクロスの流れをそのままに、このスーパーハイト軽も人気を得そうです。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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