一気に5モデル登場! 内外装のイメージを一新した新型ホンダ・フィットに迫る【東京モータショー2019】

■全方位隙なくレベルアップした新型フィットは2020年2月発売!

フィットの初代モデルは2001年に登場しました。その後モデルチェンジを重ね3代目まで到達していますが、今回の東京モーターショーでついに4代目モデルが世界初お披露目されました。

新型フィットのベーシック
新型の4代目フィットのフロントフェイス

4代目フィットは初代モデルから引き続き、フロントボンネット部分を極端に短く、キャビンスペースを最大限に確保した「ワンモーションフォルム」を進化させてきました。

新型フィットのリアスタイル
バンパーとラゲッジドアの面一化が進みました

またハイブリッドシステムには従来は1モーターを採用していましたが、今回のモデルからは2モーター式となっています。

新型フィットのパワーユニット
今回からフィットのハイブリッドバージョンにはモーターを2つ使っています

なお4代目フィットでは基本となるベーシックモデルの他に4つのモデルが用意されています。

質感を高めたホームバージョン。

ゴージャスな雰囲気をたたえるリュクスバージョン。

新型フィットの新しいバージョン・リュクス
新型フィットのこれは、高級路線のリュクスです

車高アップして樹脂のパーツを装着し、SUV的なテイストを与えたクロスター。

新型フィットのクロスター
これは車高を上げて樹脂パーツを装着したクロスターバージョン

そして、軽快なスポーツのイメージを与えたネスです。

外観での特徴は従来のフィット3とは違い、グリル部分の開口部を小さくしヘッドライトを大きくしたフロントフェイスです。

これによってまるで愛玩動物のような可愛い顔作りに成功しています。

さらに注目はAピラーをさらに傾斜させ細く仕上げたことです。

これは運転時の視界確保にも効いています。

室内に入ると水平基調の質感高いインパネが目立ちます。

ステアリングホイールは2本スポークのタイプ。その奥に小ぶりのLCDメーターが見えます。

パーキングブレーキは電動化されていることが判明しました。

新型フィットのインパネ
これはホームバージョンのもの。ホワイトのアクセントが効いています

前後席ともにシートサイズがたっぷりしており、また掛け心地も上等です。

新型フィットのフロントシート
これはホームバージョンのフロントシート。ホワイト系の色合いが目に優しいですね

従来モデル同様に後席のシート座面はチップアップが可能です。

新型フィットのリアシート
これはホームバージョンのリアシートです。クッションの厚みがたっぷりと採られています

ラゲッジルームは依然として広大なものです。

新型フィットのトランク
従来型同様に4名乗車時でも大きな荷室です

衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い防止システムなどを組み合わせたホンダセンシングはさらに進化し、アダプティブクルーズコントロールに渋滞追従機能を付加するなどしてきました。

新型フィットは飛び道具的な要素を持たせるのではなく、すべての方向を進化させ、全体のレベルをアップさせてきたことがよくわかります。

理想的と言っていいモデルチェンジではないでしょうか。

新型フィットの発売は2020年2月を予定しています。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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