【ワークスチューン試乗会】国産4社のワークスチューニング系一挙に集結! ワークスとは何?

■自動車メーカーが手がける「ワークス」

レースの世界でワークスというのは、自動車メーカーが先頭に立って活動することを言います。現在は自動車メーカーそのものがレースを行うのではなく、関連会社がその任を受け持っています。

ワークスチューン試乗会 集合
日本を代表するワークスマシンが集合

それぞれ、ワークス活動をしているブランドはトヨタがTRD、日産がニスモ、ホンダが無限、スバルがSTIです。レースの世界ではライバル同士となる各社ですが、勝負の世界から離れれば、いずれもがクルマ好きが集まった集団。そこで、各社の開発している市販用パーツやコンプリートモデルを合同でメディアに試乗させようというのがこの試乗会の目的です。かつてはマツダスピードや三菱系のラリーアートも参加していましたが、現在は活動がないためこの2社は試乗会には参加していません。

TRDスープラ
TRDスープラ

今回のワークスチューン試乗会に出品されたメインモデルはTRDはスープラをベースにエアロパーツなどを装着。ヤマハと共同で開発中の新発想ショックアブソーバーを装着し、異次元の乗り味を実現したモデルを用意しました。

ワークスチューン試乗会 ニスモGT-R
ニスモGT-R

ニスモはGT-Rを日本のサーキット用にセットアップしたモデルを用意。前回用意したニュルブルクリンク仕様よりもサーキットよりのモデルで、かなりホットな仕様となっていました。

 

ワークスチューン試乗会 無限シビックタイプR
無限シビックタイプR

無限はシビックタイプRに数多くの無限パーツを組み込んだモデルを出展しました。ショックアブソーバーはそのままで、前後ホイールのインセットを変更することで、アンダーステア対策を行うといったおもしろい試みが行われています。

 

ワークスチューン試乗会 STIフォレスター
STIフォレスター

STIはニュルブルクリンク24時間レースで得たノウハウを生かしたフォレスターを用意。サスペンション取り付け部品の剛性アップやボディの剛性アップや振動防止を担うパーツを装着しています。

いずれのモデルも魅力あふれるチューニング&ドレスアップが施されていました。詳しくは下記リンクをクリック! 各ワークスごとのページに飛んで下さい。

ワークスチューン試乗会 イメージ
ワークスチューン試乗会 参加のメイン車種

・TRDスープラ
https://clicccar.com/2019/09/18/911960/

・TRD RAV4
https://clicccar.com/2019/09/17/911962/

・ニスモGT-R
https://clicccar.com/2019/09/18/911979/

・無限シビックタイプR
https://clicccar.com/2019/09/22/912052/

・無限N-WGN/インサイト/CR-V
https://clicccar.com/2019/09/22/912650/

・STIフォレスター
https://clicccar.com/2019/09/23/912747/

(文/写真・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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