●電動車の開発に経営資源を集中するため、エンジン開発から撤退?
自動車大手における「脱ディーゼル」の動きが鮮明化しつつあり、各社が相次いでディーゼル車の開発中止を表明しています。そうした情勢の中、ダイムラーが電動車の開発に経営資源を集中するため、エンジン開発から撤退するそうです。
現在、ダイムラーのエンジンはメルセデス・ベンツやスマート、AMG等に搭載されていますが、情報によると今後は新たなエンジン開発を行わず、100年以上続いた燃焼式エンジンの開発を終える模様。
昨年のジュネーブショーでは、メルセデス・ベンツが電動車に特化した「EQ」ブランド初の市販EV「EQC」を登場させています。
内燃機関による欧州環境規制クリアはダイムラーをもってしても非常に困難なようで、同社は今後、既存エンジンの改良は続けるものの、2022年までにラインナップモデルの全てに電動パワートレインを採用する計画のようです。
今後、各社から次々にEVが発表され、エンジン車が電動車に置き換わる時代がすぐそこまで来ているという状況を感じずにはいられません。
(Avanti Yasunori・画像:Mercedes Benz)
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