国内で独自路線を歩むホンダが自動運転実現に向けて他社との提携を積極化?

●他社との提携拡大をはかるホンダ。どこまで独自性を発揮できるか?

ホンダが自動運転などの電動化を機に、他社との提携を積極化するようです。

中国のセンスタイム社や、米GM社との関係を深めており、昨秋にはGM傘下のGMクルーズ社に出資。日経新聞によると、ホンダの外部出資では過去最大級となるようで、無人タクシーを共同で開発するなど、関係を深めている模様。

同社は2020年に国内勢で初となる渋滞時の高速道路での自動運転「レベル3」を実現する目標を掲げ、2025年には一般道での「レベル4」実現を目指しているようです。

米・フォードなどは独・VWとEVや自動運転の分野で提携を拡大していますが、ホンダとしてはあくまで資本の独立を維持しつつ、必要技術の獲得に向けて他社と組む考えのよう。

新技術の導入が急がれるホンダですが、他社との提携拡大により、どこまで独自性が発揮できるかが今後の課題になりそうです。

Avanti Yasunori・画像:HONDA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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