●他社との提携拡大をはかるホンダ。どこまで独自性を発揮できるか?
ホンダが自動運転などの電動化を機に、他社との提携を積極化するようです。
中国のセンスタイム社や、米GM社との関係を深めており、昨秋にはGM傘下のGMクルーズ社に出資。日経新聞によると、ホンダの外部出資では過去最大級となるようで、無人タクシーを共同で開発するなど、関係を深めている模様。
同社は2020年に国内勢で初となる渋滞時の高速道路での自動運転「レベル3」を実現する目標を掲げ、2025年には一般道での「レベル4」実現を目指しているようです。
米・フォードなどは独・VWとEVや自動運転の分野で提携を拡大していますが、ホンダとしてはあくまで資本の独立を維持しつつ、必要技術の獲得に向けて他社と組む考えのよう。
新技術の導入が急がれるホンダですが、他社との提携拡大により、どこまで独自性が発揮できるかが今後の課題になりそうです。
(Avanti Yasunori・画像:HONDA)
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