●発売は2020年後半。VWのEV第2弾はSUVモデル
VWの電動モデル「ID.CROZZ」(仮称)の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
VWはこれまで「ID.3」「ID. CROZZ」「ID. BUZZ」、3台のコンセプトカーを発表してきました。その市販型第1弾として「ID.3」が9月のフランクフルトモーターショーで初公開される予定で、第2弾となるのがこのID. CROZZとなります。
「ID. CROZZ」コンセプトは、2017年の上海モーターショーでプレビューされました。ID.3同様に「MEB」プラットフォームを採用し、「ティグアン」より大型で「ティグアン オールスペース」よりコンパクトなボディサイズの電気クロスオーバー・クーペSUVとなります。
捉えた市販型開プロトタイプは、ID.3に似たヘッドライトとグリルを装備。コンセプトモデルでは極端なクーペルーフを持っていましたが、市販型のリアウィンドウは実用性を重視、それほど傾斜されていないことも確認できるほか、Dピラーへ伸びる張り出したキャラクターラインや、再設計されたテールライトの一部も見てとれます。
パワートレインは、前後車軸に1基ずつ合計2基の電気モーターを搭載、最高出力は300ps以上発揮します。1回の充電で310マイル(500km)の航続を可能にし、150kWの急速充電器により30分で最大80%の充電を完了すると言われます。
今回捉えたプロトタイプは初期の試作車で、発売は最速でも2020年後半と予想されます。すでに米国での発売も決定しており、生産はVWのEmden(エムデン)工場で行われる可能性が高いようです。
(APOLLO)