エクステリアはよりレクサスらしく、インフォテインメント系も進化。レクサス RXがマイナーチェンジ!

■レクサスのクロスオーバーカテゴリーのけん引役としてより魅力的に

●「L」のモチーフが随所に

レクサスがクロスオーバーSUV「RX」をマイナーチェンジし、その姿を初公開しました。気になる変更点をチェックしてみましょう。

エクステリアではより精悍さを増したフロントマスクがアピールポイント。ヘッドランプ内部のユニットを小型化したことで「目頭」にあるL字状のデザインが強調されるものとなりました。併せてスピンドルグリル内のパターンもL字をモチーフとしたブロックメッシュパターンに変更され、レクサスの記号性が強まっています。バンパー下部に移設されたフォグランプも個性的。

リアはコンビネーションランプ内のデザインを、フロント同様「L」をモチーフとしたものに変更。マフラー、アンダーガードの造形が変更されてよりワイド感を強めたものとなっています。

●Apple CarPlay/Android Autoに対応

インテリアではインフォテインメント系装備が充実しました。ナビゲーションがタッチディスプレイ化されたほかUSBソケットを増設、スマートフォンの収納箇所も作られています。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応したことで、スマホ連動も可能となりました。

3列シート車では、2列目にキャプテンシート仕様が設定されたほか、3列目シートを改良し、足元空間重視と荷室空間重視の2つのポジションが設定可能となりました。

●世界初の「ブレードスキャン式AHS」

運転支援機能では、ハイビームライトの照射を制御するアダプティブハイビームシステム(AHS)に世界初のブレードスキャン式を採用。配光がいっそう細かく制御できるようになりました。対向車や先行車にまぶしい思いをさせることなく、照射範囲を広げることに成功しています。

予防安全では、前方を監視する「単眼カメラ+ミリ波レーダー」自体に変わりはありませんが、性能が高められ、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者なども検知可能になったとのこと。

搭載されるパワートレインについては変更はなし。しかしスポット溶接の打点追加によりボディ剛性が向上、ハブベアリングやスタビライザーバーの剛性アップにより、応答性、ハンドリング特性が向上しています。

この新型RXの日本発売は8月下旬を予定しているとのこと。レクサスのクロスオーバーカテゴリーのけん引役だけに、早くステアリングを握ってみたいですね。

(角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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