●ドライバーアピアランス恒例(!?)、今回は「忍者」が登場
遠く800年以上の昔から、伊賀国の地に伝わる伊賀流忍術。天下泰平となった江戸時代には、その役割から離散・消滅したというが…
時は流れ令和元年。伊賀市からほど近い鈴鹿サーキットでは、群雄割拠のGT戦国時代を戦う選手たちを紹介する、ドライバーアピアランスが行われました。
三河を代表すると言っても過言ではない、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV GT 31号車の前にはすでに中山友貴選手がスタンバイ。その凛々しい出で立ちはまるで天下統一を果たした徳川家康を彷彿とさせます。
選手紹介は淡々と進んでいきますが、一向に嵯峨選手は現れません。クールな中山選手も焦りを隠せない様子。
と、そんな時、31号車の影から、黒装束の男?が現れます。
その黒装束は、かつてこの地で栄えた伊賀忍者の末裔だったのでしょうか。人目につかないよう素早い動きで物陰に隠れつつ、なにかの工作活動を行っているかのようです。
その工作活動の成果なのか、31号車は家康の伊賀越えならぬ、デビュー以来初のQ1突破、決勝でも今季最上位の11位で入賞まであと1歩という結果になりました。きっと服部半蔵はじめ、伊賀忍者のご先祖様たちのお力添えがあったに違いありません。近い将来、この31号車がスーパーGTの頂点に立つ事を願っていることでしょう。
そして結局、嵯峨選手はアピアランスには間に合わなかったようでした。
(H@ty)