「MAZDA3」も採用。東芝製HV用二次電池を自動車各社が採用する訳とは?

●採用進む東芝製のリチウムイオン2次電池「SCiB」

MAZDAが東芝のリチウムイオン2次電池「SCiB」を、「MAZDA3」のマイルドHV向けに減速時の回生システム用バッテリーとして採用したそうです。

SCiBは負極にチタン酸リチウムを使用しており、高い安全性を確保しつつ、充放電2万回以上の長寿命を有し、急速充電/大電流の出し入れに対応。-30℃の寒冷地でも使用可能な二次電池。

同バッテリーはスズキ「ワゴンR」や日産「デイズ」、三菱自の「eKワゴン」などにも採用されるなど、自動車メーカーでの採用が相次いでおり、MAZDAが採用するのは同車が初。

東芝では電池事業を注力分野に位置付けており、横浜市に新工場の建設を予定しているそうで、2030年には売上高4,000億円規模の事業に育てる計画とか。

今後は欧米の自動車各社にも同バッテリーの採用に向けて働きかける考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:MAZDA、TOSHIBA)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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