ZFジャパンが電動トラックを発表したわけとは? グローバルから日本市場ニーズへの提供へ(PR)

■都市部での宅配などに最適な電動トラック

・ZFの電動化技術体感のために開発

ドイツの自動車部品メーカーZF。その日本法人であるZFジャパンが、電動トラックのプロトタイプを発表しました。総積載量2トン、車両総重量5トンのトラックは、住宅街にあるコンビニエンスストアへの深夜の配送や、ストップ・アンド・ゴーの多い都市部での宅配などに多く使われている車両です。ZFジャパンは、こうした日本市場独自のニーズを満たすベストなソリューションの提案として、この電動トラックを開発したそうです。実際の開発に携わった、大野晃義エンジニアに手ごたえを聞きました。

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— 4月に電動トラックを発表されました。まず、改めてこのプロトタイプをつくった目的をお聞かせください

大野晃義エンジニア(以下、大野):一言で言えば、ZFの電動化技術を日本のお客さまに体感していただくためです。もちろん、パソコンを使用したプレゼンテーションや紙の資料で当社の電動ドライブについてご説明することは可能ですが、限界があります。例えば静粛性や加速感など、体感していただくことが重要なポイントもたくさんあります。ZFジャパンとしては、このデモカーを通して動力性能やコンフォートをお客さまに実際に体験していただきたいと考えています。

— お客さまの反応はいかがですか?

大野:おおむね、良好です。通常このサイズの商用車に使われているディーゼルエンジン搭載車両との比較になりますが、まず静粛性に対しては非常に高く評価していただいています。また、シフトチェンジがないので、スムーズで、かつアクセルペダルを踏んだら踏んだだけスピードが乗る加速感も好評です。