風洞実験済みのオプションエアロパーツは「効きすぎ」るので、注意事項あり【新車 MAZDA3】

●見た目だけではなく、実効性能も確認済み。マツダ3の『シグネチャースタイル』

新型のマツダ3 ファストバックに、『シグネチャースタイル』というカスタマイズコンプリートパッケージ用品が装着された車両に触れることもできました。

このパッケージで用意されるフロントアンダースカート、リヤアンダースカート、リヤルーフスポイラー等は全て風洞実験で実効具合が確かめられたものだということです。

たとえばリヤルーフスポイラーはノーマルに対して大きくダウンフォースを発生することになるため、単体で装着するとフロントのリフト量とのバランスが取れなくなってきます。

このためマツダとしては「ダウンフォース量を一定にするためにもエアロパーツはセット装着をお勧めします」とするほど気合入ったアイテムなのです。往年のマツダスピード製品を思わせますね。

同じくシグネチャースタイル・パッケージに含まれるサイドアンダースカートは、その後端にあるカナード的部分に注目です。これは後輪に向かう空気の流れを整えることで空気抵抗を減らしています。

BBSアルミホイールは、ショーモデルの『ビジョンクーペ』のデザインを範にしたものです。

さすがにビジョンクーペほどのコンケーブ(ホイール中央に向かってのスポークのななめ落とし込み)は反映されなかったもの、デザインイメージはきっちりと再現しています。なおこのホイールはノーマルと比べて一本あたり1.5kg軽いとのこと。

他にもエクステリアでは、ブラックのドアミラーガーニッシュが用意されます。また、ボディ面からの飛び出しがほとんどないサイドバイザーなどにも注目です。

インテリアでは前後のドア部分に車名入りのスカッフプレートを用意しました。

またペダル類にも金属のカバーを用意しています。ラゲッジルームでは汚れを防ぐ車名ロゴ入りのマットも準備されました。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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