2007年(平成19年)は日本を代表するスーパースポーツカーとして日産GT-Rそして、先日ビッグマイナーチェンジを行った現行型の三菱デリカD:5、トヨタランドクルーザー200も登場しています。そのほかではヒットモデルの2代目が登場しており、トヨタヴォクシー/ノア、エクストレイルが登場しました。そんなビッグネームが並ぶなかで取り上げる1台は、三菱ランサーエボリューションXです。
2007年10月に登場した第4世代となる三菱ランサーエボリューションX(テン)。ベースモデルはギャランフォルティスですが、サスペンションに独自のチューンを施し、さらにフロントとリアのフェンダーを拡大することで走行安定性を向上させています。
搭載されているエンジンは2L直列4気筒ターボで、前期型は280ps、後期型は300psの最高出力を発生。トランスミッションは5速MTとトルコンを使用しない6速ツインクラッチミッションを採用しています。
ランサーエボリューションXの中古車の現在の流通台数は約180台。3カ月前は約185台ありましたが、一時165台まで減少しその後増加傾向となっています。平均価格は3カ月前が約232万円で、現在は約255万円と3月上旬から値上がり傾向が強まりました。一方平均走行距離は約5.8万kmから5.4万kmと減少しており、高価格の中古車が市場に流入したように考えられます。
ランサーエボリューションXの中古車価格帯は約120万〜約700万円(応談を除く)で、500万円以上の高額車はすべてファイナルエディション。中には走行距離が1000kmに満たないバリモノもあります。
(萩原文博)