平成生まれのクルマに乗ろう!2015年(平成27年)ホンダS660【中古車】

2015年(平成27年)はハイブリッド車のパイオニア、トヨタプリウスがフルモデルチェンジを行い、クルマの構造改革であるTNGAを採用し一新されました。そのほかではリッターカーのハイトワゴンのスズキソリオ、1000万円オーバーの高級SUVであるレクサスLX。そしてオープンカーのマツダロードスターが登場。多彩な車種が登場する中で取り上げたのはホンダS660です。

2015年3月に登場したS660は1996年に生産終了したビート以来、約19年振りに復活した軽オープンカーです。オープンカーの高剛性・高強度化そして軽量化を兼ね備えたボディを採用し、高い走行性能を実現しています。

搭載されているのはNシリーズに搭載されている660cc直列3気筒ターボターボエンジンに専用チューンを施したもの。組み合わされるトランスミッションは6速MTとCVTで、駆動方式はMRとなります。クルマとの一体感を実現するために、着座位置やアクセル&ブレーキのペダル位置まで徹底的にこだわっています。

登場直後は納期が長期に及んだS660でしたが、中古車の現在の流通台数は約456台と豊富。3カ月前は約420台でしたので、増加傾向です。平均価格は3カ月前が約178万円で、現在は約175万円と順調な値落ちを示しています。その結果、平均走行距離は約0.9万kmから1.2万kmと延びています。

S660の中古車価格帯は約106万〜約428万円(応談を除く)で、300万円以上のクルマは無限RAかネオクラシックというカスタマイズモデルとなっています。グレードはαが圧倒的に多く狙い目です。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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