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●同乗走行抽選は朝から長蛇の列!
当日、私が会場に到着したのは8時30頃。開場時間(9時)前にも関わらず、メインゲートの横にはたくさんのお客さんが並んでいました。
実はこの列、「MOTOR SPORT JAPAN」の人気プログラム、体験同乗走行の抽選待機列だったのです。
体験同乗走行に登場したのは、D1車両、ダカールラリー日野レンジャー、ハイパフォーマンスカー、ワンメイク&レーシングマシンと超豪華! これは早朝から待機列ができるのも納得です。
そしてありがたいことに、ダカールラリーのトラック部門・排気量10リッター未満クラスで9連覇を達成した日野レンジャー(2018年優勝マシン)に同乗させてもらうことができました!
●憧れの日野レンジャーにドキドキ☆
「いつか乗ってみたいな」と憧れだった日野レンジャー。走行している所は何度か見たことがありますが、いざ目の前で見るとその大きさに圧倒され、乗り込む前からドキドキしてきました。
助手席には足台を使って乗り込むのですか、結構高い…。高所恐怖症の私には冷や汗ものでしたが、なんとか無事に乗り込むことができました。良かった〜。
ドリフトマシンやラリーカー、スーパーカーの同乗は「きっとこんな動きをするんだろうな」とある程度想像できますが、日野レンジャーは全く想像できない! 未知数の体験に緊張度MAXです。
助手席に座ると、コースはもちろんイベントブースまで見渡せるほどの視界の良さにびっくり! 勢いよく走り出した日野レンジャーはとてもトラックとは思えない、レーシングカーと同等と言っても過言ではない走りを繰り広げます。
車高が高い分、路面と距離があるのでまるで空を飛んでいるよう! きっと空飛ぶ魔法の絨毯ってこんな感じなんだろうなぁ。
あまりにも楽しくて、なぜか笑いがとまらない私。するとドライバーの菅原照仁選手から「さっき子供を乗せたけど、静かに乗ってたよ(笑)」と笑われちゃいました。
走行が終わり、ダカールラリーではどのような動きをするのか訊ねてみると「路面コンディションが悪いし、スピードも出すから今よりもっと激しい動きをするよ」とのこと。
今より激しいだなんて、全く想像できません(汗)。
気になったのが、助手席にあった様々な機械達。これらはナビゲーター用の情報機器で、走行中、車内からの操作でタイヤの空気圧の調整が可能なのだそうです。
2週間かけて約1万キロにわたる砂漠や砂丘、荒野などの道なき道を走り続け、総合タイムを競う世界一過酷と言われるダカールラリー。路面コンディションに合わせてタイヤの空気圧も自分たちで調整しなければならないのですね。
菅原選手、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!
(写真/高橋 学、文/yuri)