ホンダ クロスカブとスクランブラースタイル。その相性がバッチリなことを証明する1台!【モーターサイクルショー注目TOPICS】

■オフロード用タイヤとアップマフラーでクロスカブをタフ&ワイルドに演出!

スーパーカブの兄弟車として登場し、今や本家に肩を並べるほどの人気車種となったクロスカブ。スーパーカブが実用性重視の優等生なのに対して、クロスカブは遊び心のあるキャラクターが持ち味で、カスタムの素材としても注目を集めています。

バイク用オフロードパーツメーカーのダートフリークがカスタムしたクロスカブは、世界的に流行している「スクランブラースタイル」を取り入れた一台です。

スクランブラーとは、簡単に言うと、オフロードっぽいテイストを取り入れてちょっとした悪路も走れるようなバイクのこと。スポークホイール&ブロックタイヤやアップタイプのマフラーが特徴となっています。

その方程式に則って、クロスカブ・スクランブラーはタイヤをチェンジ。履いているのはモトクロスレース用のダンロップGEOMAX MX33で、サイズはフロントが70/100-17、リヤは1インチダウンの90/100-16です。それに合わせて、ホイールはZ-WHEELのS30リムに変更。フロントは1.40×17インチ、リヤは1.85×16インチをチョイスしています。

マフラーはDELTAのバレル-4Sサイレンサー(政府認証品)。現行型クロスカブのデザイン上のモチーフとなったのは往年の名車ハンターカブですが、このアップタイプのマフラーの装着によって、ハンターカブ度もマシマシになっているのがわかります。

そして、スクランブラーっぽさの演出に欠かせないのがハイリフトキットです。フロントフォークスプリング、シリンダー、フォークブーツ、リヤショックロングブラケットのセットで、クロスカブの車高をアップ。前後サスペンションは3cmほど伸びていて、悪路走破性の向上にも貢献しています。

 

ハンドルはCOMPバーに交換。さらにアーマーハンドガード X3プロテクターと、アドベンチャー アーマーハンドガードを組み合わせてスタイリッシュにまとめています。

 

よく見ると、ステップもDRC製のワイドフットペグがセットされていました。フロントマスクを引き締めるヘッドライトガードはZETA製です。

ダブルシートは参考出品ですが、このマッチングの良さを見せられたら、発売希望のリクエストをダートフリークに出したくなっちゃいます。

このクロスカブに装着されているパーツは、ダブルシート以外はほとんど市販されている(もしくは市販予定)ものばかり。加工作業など大幅な手間を必要とせずにお洒落なスクランブラースタイルが手に入るのだから、真似したくなるクロスカブ ユーザーは多いのではないのでしょうか!?

(長野達郎)