オーストリアで生産開始した新型「スープラ」の受注が好調

トヨタ自動車がオーストリアのマグナ・シュタイヤー グラーツ工場で生産を開始した新型スープラ。

量産初号車のエンジンカバーには豊田章男社長の直筆サインが入れられ、米国のオークションで約2.3 億円で落札されるなど、早くも同車への人気が過熱しているようです。

「スープラ」は2002年に生産中止後、今回17年ぶりの復活となり、今春の販売開始を前に受注が想定を大きく上回っている模様。

トヨタの開発陣はマグナ・シュタイヤーの工場に幾度も赴き、生産現場のメンバーと共に品質確認を実施して来たそうで、同車の開発を纏めた多田 哲哉チーフ・エンジニアはBMWとの共同開発を通して、「メンバーの熱意と強い志によって成果を形にすることが出来た」としており、非常にエキサイティングなクルマに仕上がったと自負しているようです。

同車のデザインを担当したチーフデザイナーの中村 暢夫氏も「乗って愉しく、格好いいスポーツカー」を目標に世界中のスープラファンに楽しんでもらおうと、同車のデザインに全力を尽くすなど、開発陣のコダワリが詰め込まれたクルマとなっており、その成果が早くも受注に繋がっているようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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