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エンジン、ミッション、シャシーバランスとも不調、富士ゼロヨンのクラッシュ後遺症祟る
<RE雨宮ドラッグ7> 12Aツインターボ/11秒52
●耐久レースの準備もソコソコにマシンを間に合わせたのに…残念!!
ドライバー:井上 孝三
3週間前、雨の富士ゼロヨンで大クラッシュ、突貫作業で修復したのですが、マシンコンディションがイマイチで残念。
それとは別にこのマシン、ちょっとスタートが難しいんですよ。回転を上げてクラッチミートしても、急につなげるとストールしちゃうんです。で、今は4000rpmでクラッチミートですね。本当は8000シフトですが、今回は7000くらいでどうもフケなくなっちゃうんで、そこでシフトしていました。スタートしちゃえば割合、直進性は良いんです。ただ右シフトなのとステアリングがえらくシビアなんで気を使いました。
●メカニズムチェック
F2シャシー、シェブロンB48に12Aサイドポート+ツインターボエンジンをミッドシップに搭載した雨宮ドラッグ7。タービンはTD06を使用。インタークーラーはトラスト製SPLタイプをダブルにしエンジン上部にセット。吸気はウェーバー50φで、それに追加インジェクターが3本セットされる。容量は180cc/分×1、270cc/分×2。ウエイストゲートはトラスト製レース用が付く。
サスペンション形式はFサスがロッキングアーム式、Rサスはアッパー側がIアームとラジアスロッドの組み合わせ。ロワ側はAアームとIアームの組み合わせからなる。ショックはFビルシュタイン、Rコニのレース用。ブレーキはF/Rともロッキード製を装備している。
タイヤはFダンロップCR88の185/5-5-13、Rダンロップ・スリックの300/620-13。クラッチはB&B、ミッションはヒューランド製5速。ボディカウルはすべてFRPで製作し、フラッシュサーフェス化されている。このボディはさすが雨宮と思わせるほど美しい。また室内はシングルシートでパネル類はアルミ製。徹底的に軽量化されている。