1986のゼロヨン模様。雨宮7にチョロQ・Z、超えろ10秒の壁!その3【OPTION 1986年1月号より】

なんとL型5気筒でこのタイム! ベストコンディションに期待大
<ビルドファクトリー・ドラッグサニー> L型3.1Lツインターボ/11秒47

●エンジンが完調だったらねぇ

ドライバー:川崎 哲哉

2年前にここ谷田部で10秒台出してるのでイケると思ったけどね。スタートは7500rpm、シフトアップは8500rpmくらいです。このサニーは直進性が良いけど、後はエンジン次第。結局エンジンは1気筒死んだまま(コースにオイルを撒かないようにバルブを1気筒分外してあったのだ)、それでも11秒台はマークするんだから他人事じゃないけど凄いね。

●メカニズムチェック

鮮やかなピンクのビルド・サニーは過去10秒688をマークしているだけに今回も9秒台最右翼車だ。しかし、セッティング不足に加え、L型6気筒エンジンは1気筒死んでいたらしい。が、それでもタイムは11秒台前半をマーク。完調ならば…と残念な結果だった。

エンジンはL型改3.1L+ツインターボ。LD28クランクを使用し、ボア・ストロークは89×83mm、総排気量は3096cc。オリジナルの鍛造ターボ用ピストンが組まれている。

ヘッドはビルド・オリジナルの燃焼室加工がされ、カムシャフトは作用角296度、バルブはIN45、EX38φが使用されている。圧縮比は8.5とターボ車にしては若干高め。

タービンはエアリサーチ製T04をツイン装備。A/Rは0.50。吸気はソレックス44φでオリジナル加工のエアチャンバーがつく。追加インジェクターは180cc/分が2本。インタークーラー、オイルクーラーはゼロヨン仕様のため取り付けていない。点火系はウルトラCDI同時点火で強力な花火を送っている。以上のチューンでパワーバンドは4000~9000rpm、レブリミットは9500rpmを可能にしている。

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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