【中古車】新型の発表で注目の集まる80型スープラ、中古車相場は上がっているの?下がっているの?

●購入するなら今がチャンス!? 「先代」80型スープラの中古車価格をチェック

新型スープラがデトロイトモーターショーで発表されてから1カ月。大阪オートメッセでは、TRDが出展した新型スープラのコンセプトカーを見るために長蛇の列となっているようです。

新型が登場することで、俄然注目が集まっているのが「80型」と呼ばれる先代スープラです。1993年〜2002年まで販売された80型スープラですが、現在中古車相場は一体どのような動きを示しているのでしょうか。

同時期に販売された日産スカイラインGT-RやホンダNSXなどの国産スポーツカーが値上がりしているので、スープラも値上がりしているはず!と思う人が多いでしょう。経済活動全般の動向を示す「景気」もそうですが、一部にもたらされた情報によって多くの人が、言われたとおりに思い込んでしまうと、実際にそのように動くいてしまうことがあります。

80型スープラの中古車相場を見てみると、3カ月前の2018年11月の時点における平均価格は281万円。その後順調な値落ちが進み、新型スープラが発表された2019年1月14日には最近の底値となる255万円を記録しました。

その後、様々なメディアで新型スープラの記事が掲載され、中古車が値上がりしているという情報が流れると260万円まで反発しました。ただ、その値上がりは一時的で再び256万円付近まで値落ちしました。結論からいえば、旧型スープラの中古車相場は値落ち傾向なのです。

現在は小幅な上下を繰り返しており、平均価格255万〜260万円の間をキープしています。気になるのは、流通台数です。年明けは80台以上流通していましたが、徐々に減少し70台となっています。流通台数が減少すれば、中古車相場の上昇する可能性は高くなります。もし、買いたいと思っている人がいれば、まだ相場が安定している今がチャンスかもしれません。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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