【ブリヂストン 新プロモーション発表】新しいテーマ「100人のちゃんと買い」とはなんのこと?

●BRIDGESTONEが新しいキャンペーンを開始!

・これまでのキャンペーン「ちゃんと買い」とはどう違う?

ブリヂストンは2015年から「ちゃんと買い」というプロモーションを展開してきました。これはタイヤを買うときに、新車装着と同グレード以上のものを選びましょう……というプロモーションでした。

足かけ4年にわたる「ちゃんと買い」のプロモーションは広く浸透。とくに販売店のスタッフはきちんとしたグレードのタイヤを買うことの大切さを簡単にユーザーに伝えることができるということで多いに喜ばれたといいます。そしてそういった説明を受けてタイヤを買ったユーザーも「はじめてタイヤをちゃんと買いました」と好評をだということです。「ちゃんと買い」の認知率についても、2016年が30%であったのに対し2018年には44%アップしたというデータも出ています。

一方、これは56%のユーザーは「ちゃんと買い」を意識しないままタイヤを買っていることになり、認知率のさらならる向上にも求められていることになります。そうしたユーザーは「今のタイヤの性能がわからない」、「自分の履いているタイヤのことを、気にしたこともなかった」、「今のタイヤが何だか知らない。それが基準と言われても、良し悪しがわからない」といったことで未認知となっています。つまりそうしたユーザーは「今のタイヤのことすらわからない」、「違いが想像できない」ということです。

そこでブリヂストン従来の「ちゃんと買い」からさらに進んだアプローチを行うことになったのです。従来は機能的な話やクルマとの相性でタイヤチョイスをしていたものを、「自分にも必要」、「クルマを使うお客様ご自身の生活にあわせた提案」といったリアリティあふれるアプローチが大切ということで、一人一人のリアリティに合わせた、つまり使い方に合わせたタイヤ選びを提案していく「100人のちゃんと買い」にプロモーションメッセージ改めて、展開していくこととなった、というわけなのです。

今後、「ちゃんと買う」ユーザーが増えることで、自動車全体の安全性や環境対応が増えることは、みんなにとってとてもいいことですね。

(文・写真/諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる