さらに、ドライビングプロファイル機能にオフロードが加わるほか、凍結した下り坂などをクリアする際に頼りになるヒルディセントアシスト(2〜30km/h内で作動)も雪上などで重宝するシーンもありそう。
フォルクスワーゲンのトップモデルの1台らしく前後席の広さは十分で、身長180cm級の人が4人乗ってもゆったりできる足もと、頭上空間が確保されているほか、フロント、リヤシートともにシートサイズも大きいのも美点。
ヴァリアント同様に、広大なラゲッジスペースも魅力です。ゴルフバッグ3セットなど、趣味のアイテムや仕事の道具などを飲み込んでくれるはずで、639〜1769Lの大容量は使いがいがありそう。
後席の格納は、荷室両側にあるレバーで操作し、拡大時もフラットに格納できるのはもちろん、後席中央部分のみを前倒しするトランクスルー機能も完備。さらに、パワーテールゲートには、リヤバンパー下に足を出し入れする(キック操作)だけで作動するEasy Open機能も用意されています。
また、ヴァリアントよりも30mm車高が上がっているものの、荷室フロアはちょうどいい高さで、荷物の出し入れも楽にできます。そのほか、シルバールーフレールが標準装備されていて、ルーフレール上の荷物の出し入れなども背の高いSUVよりも容易にできるのもワゴン派生クロスオーバーモデルの利点といえそうです。
(文/写真 塚田勝弘)
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