トヨタグループの総力を結集。自動運転技術開発でDENSO・アイシンなど4社が4月に新会社設立へ

DENSOやアイシン精機など、トヨタ自動車系部品4社が自動運転の統合制御ソフト開発会社「ジェイクワッドダイナミクス」を2019年4月に設立するそうです。

各社の出資比率はDENSOが65%、アイシン25%、アドヴィックスとジェイテクトがそれぞれ5%となる模様で、新会社では自動運転車の動きをつかさどる「統合ECU(電子制御ユニット)」などを開発する模様。

日経新聞によると、発足当初の従業員数は約170人で、東京都中央区に本社を置き、DENSOの隈部肇常務役員が社長に就任。

さらにDENSOとアイシンは電動車向け駆動装置の開発・販売を手がける折半出資会社「ブルーイーネクサス」を4月に愛知県安城市に設立予定で、EV用のモーター駆動装置などを国内外の自動車メーカーに売り込んで行くそうです。

このように、トヨタではそれぞれの分野で強みを持つグループ企業の総力を結集して自動運転技術開発を進める考えのようです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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