新型「マツダ3」(アクセラ)に搭載されるハイブリッドは「M Hybrid」。現行アクセラとはどう違う?

そうか、「M Hybrid」というのか。

ロサンゼルスで公開された北米仕様の新型「マツダ3」。日本では「アクセラ」として販売されているモデルですが、その注目トピックといえばやっぱりパワートレインですよね。

一般的なガソリンエンジン(海外仕様も含めて1.5L、2.0L、そして2.5Lの3タイプ)やディーゼルエンジン(新型は1.8L)のほか、ついに量産車世界初の「火花点火制御圧縮ガソリンエンジン(火花をきっかけにした圧縮により燃焼するエンジン)」の「スカイアクティブ-X」が搭載されます。これは何とも楽しみ。

そして、その「スカイアクティブ-X」にはハイブリッドシステムも組み込まれます。日本では現行型アクセラにもハイブリッドがありますが、それはトヨタからの技術供与を受けてプリウス系の「THSⅡ」を組み合わせたもの(エンジンや制御はマツダ独自)。

いっぽうで新型の「スカイアクティブ-X」に搭載されるハイブリッドは、マツダ独自のシステムです。プレス向け資料により、その名称が「M Hybrid」だと明らかに。

現行アクセラのシステムはモーター領域の広いフルハイブリッドですが、次期アクセラ(マツダ3)のシステムはシステムを小型化した、いわゆる「マイルドハイブリッド」。あくまでエンジンが苦手とする部分をサポートして効率を高めるシステムなのです。欧州系のトレンドと同じですね。

同じハイブリッドだけど中身は新旧で相当違う、という話でした。

(工藤貴宏)

【関連記事】

新型マツダ・アクセラの市販モデルは、噂通りの量産車世界初「SKYACTIV-X」エンジンを搭載!
https://clicccar.com/2018/11/28/660071/

新型「マツダ3」(アクセラ)とともに「第3」のカラー・「ポリメタルグレー」も登場!
https://clicccar.com/2018/11/29/660435/

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる