【新車】レクサスESが月販目標台数の約16倍となる約5,600台のロケットスタートを切る

「TNGA」には複数のプラットフォームがあり、トヨタ・カムリやトヨタ・アバロン、エンジン横置きのFF向けとしてレクサスESも使っているのが「GA-K」プラットフォームです。パナソニック製のデジタルアウターミラーは、最上級の「Version L」にのみメーカーオプション設定で、慎重な姿勢で革新的装備を用意しているのが分かります。

レクサスESは、2018年10月24日の発売から約1カ月にあたる2018年11月25日時点で約5,600台と、月販目標台数の350台からすると、絶好調といえる初期受注を集めています。なお、トヨタ・カムリは2018年1月、2月は2500台前後、4月以降は2000台を下まわり、1000台代となっています。

非常に好調なスタートダッシュを切ったレクサスES。主な好評点は下記のとおりです。

• ワイド&ローのプロポーションや、引き締まったキャビンシルエットによる、走りを予感させるエクステリア
• 量産車として世界初採用のデジタルアウターミラーなどの安全運転を支援する最先端技術
• ゆったりとくつろげる広い室内空間
• 新プラットフォームやスウィングバルブショックアブソーバーの採用による上質な乗り心地
• 音源対策、吸音、遮音を作りこむことで実現した、優れた静粛性

レクサスESに限らず、プレゼンスが下がっている国産サルーンがモデルライフを通じて売れ続けるか気になるところ。レクサスは、ESを基幹モデルと位置づけていますから、売れ続ける仕掛け(商品改良や話題喚起の特別仕様車など)などにより新鮮味を保つ策が打たれるのかにも注目です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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