目指せゼロヨン10秒の壁突破!オートセレクトS30Z、さすがの実力11秒台!その2【OPTION 1986年1月号より】

0→100mはスタートダッシュ勝負!
→200mはシグナルGPレベル
→400mは終速180km/hオーバーの世界なのだ!

ゼロヨンマシンのシフトアップポイントはギヤ比のセッティングで当然、変わるが、オーソドックスな5速ミッションの場合、おおよそ次のようになる。

スタート後100mまでに1→2速、200mまでに2→3速のシフトチェンジがあり、それ以降、3速踏みっきりか3→4速シフトアップというわけだ。100m地点のタイムは速いのに200mで遅くなったなんてケースは、2→3速のシフトが……と予測すれば、当たらずとはいえ遠からずと考えていい。しかし、一線級のドライバーはさすがに上手いもんだね。

参考までにノーマルRX-7のゼロヨンデータも付け加えておいた。もちろんRX-7だってストリートでは抜群の速さなんだけど、こうやって比べると……ゼロヨンチューンドの際立った速さ(特に200→400m)はぶっ飛びものだ!

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やればやるほど奥の深いゼロヨン。今現在も大阪湾岸やタイムアタック、レースの世界でも実力を発揮するオートセレクトはさすがの実力でこの日の2番手タイムを記録しました。では以降、3位以下をどんどんと紹介していきます!

[OPTION 1986年1月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの

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この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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