高速で横飛びするドリフトマシンに未来のF1レーサー名取鉄平もビックリ!【FIA Intercontinental Drifting Cup 2018 TOKYO DRIFT】番外編

2018年11月2~3日、東京・お台場にて行われたドリフト世界一決定戦、【FIA Intercontinental Drifting Cup 2018 TOKYO DRIFT(FIAインターコンチネンタル・ドリフティングカップ2018東京ドリフト)】(以下FIA IDC)。

13の国&地域から20名のドリフターが集まり、時折雨粒が降る超寒い中、熱い熱~いバトルが繰り広げられました。

2017年の第1回大会は日本の川畑 真人選手(TOYO TIRES GLION TRUST RACING/R35 GT-R)が総合優勝をしましたが、今回2018年の第2回大会は総合優勝:ゲオルギィ・チフチャン選手(ロシア/Russian Drift Series Team/S15シルビア)、2位:イヴ・メイエー選手(スイス/Eventseelisberg/BMW M2)、3位チャナッポン・ケードビアム選手(タイ/Achilles Radial/アルテッツァ)と、海外勢が表彰台を独占。

でも、これこそ「世界一決定戦」へと成長している証でもありますね。

●井出選手と一緒に未来のF1レーサー「名取鉄平」もFIA IDC会場に!

この日、末永正雄選手(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)ドライブの現役D1マシン、1000ps・R35 GT-Rに同乗体験走行をしたレーサー・井出有治選手。そのサポートとして同行した18歳の青年がいました。

彼の名は「名取鉄平」。自身もF1にチャレンジした経験を持つ井出有治選手が「名取は、F1へのチケットを手に入れられる可能性がある中のひとり!」と紹介する、期待の若手です。

2017年、鈴鹿サーキットが「勝てるF1レーサーを育てる!」べく行っている「鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ」のスカラシップ選考会を首席で卒業。その年のスーパーFJレース(フォーミュラレースの入門カテゴリー)日本一決定戦で優勝。

翌2018年スーパーGT選手権と同時に行われている「FIA-F4選手権」に、Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクトより参戦しシリーズ2位と、ホンダの若手超お宝レーサーとして注目を浴びているダイヤの原石のひとりなのです。

また、全日本カート選手権の最上位クラスOKに、井出有治チーム監督率いるTeam Birel ARTから参戦。11/18の最終戦を前にシリーズ2位と、カートのスペシャリストとしても活躍中。

clicccar読者の皆さん! ぜひ「名取鉄平」の名前と顔を憶えていてください。そのうち、きっと乗ってますからF1に!!

そんな「元F1レーサー・井出有治選手」と「未来のF1レーサー・名取鉄平選手」のおふたりを追いかけつつ、FIA IDC会場内をチェックしてみましょう。

●同乗撮影OK! 話題のニューカーが勢揃い!

さて、この日のお台場会場は、前日のD1最終戦とともに入場無料のフリースペースが多くとられていたのも特徴でした。

そんな中、国内外の各自動車メーカーから人気のクルマ、86 GRMN、GT-R NISMO、LEAF NISMO、S660 Modulo X、NSX、OUTLANDER PHEV S Edtion、SWIFT SPORT、COPEN Robe、ROADSTER NR-A、CLA45、M3 Sedan M Heat Edition、CHEVROLET CAMARO SS……が展示されていました。

しかもこの中の何台かは乗り込み&撮影自由という太っ腹! 1800万円のGT-Rには人だかりができていました。

また、OUTLANDER PHEV G Premium Packageは実況席の電源供給他用として、CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLEはレースクイーンを乗せパレードをするなどご協力いただきました。

●空飛ぶバイクが迫力のモンスターエクストリームショー!

いつもはドリフトコース内に設置されているモンスターエクストリームショーの飛び台? ですが、2018年はフリースペースに設置。ものすごい近くを、まるで空を飛んでいるようなスタントバイクに井出&名取選手もビックリ!「ウォ~! すげ~!!」

●ランチ&小腹を満たすフードエリアも充実!

最近のクルマ系イベントは、フードエリアが充実しているんですよね。それも、お弁当屋さんとかではなくトルコのケバブ屋さんにステーキ丼、韓国料理などFIA IDCと同じくコチラもワールドワイドな料理屋台がたくさん。

「あれ~、スイーツ系が少ないから2019年はクレープ屋さんでも出店しようかな!」と、D1GT-R同乗走行後のオヤツにケバブを頬張る井出選手。ソレいいですねぇ~!

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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