11月4日、快晴の岡山国際サーキットで朝8時30分頃にスタートが切られた、ピレリスーパー耐久最終戦の岡山ラウンドGr.2レース。
もっとも身近な1500cc相当コンパクトカーのカテゴリで競われるST-5クラスの予選は、今シーズン初登場のトヨタVitz ネッツ京華 Moty’s BSR WM VITZがポールポジションとなります。
これまでの5戦ではマツダVSホンダの戦いという様相を呈していたST-5クラスに新たなライバルであるトヨタVitzが2台参戦。総勢15台という参加台数はスーパー耐久全クラスの中でも最多エントリーとなります。
シリーズチャンピオン争いで抜きん出ていたのが2台のマツダ ロードスターND。 TEM221ロードスターと村上モータースMAZDAロードスターの2台はともに110ポイント超えで、その差4.5ポイントとほぼ僅差。つまりこの岡山では先にゴールした方がシリーズチャンピオンとなる緊迫した状態。
そしてもっと緊迫しているのがシリーズランキング3位争い。デミオディーゼル DXLワコーズNOPROデミオSKY-Dが3位ではあるものの、そこに続くホンダFIT勢が1点差、3.5点差と迫っています。
マツダはそのマーケット戦略としてロードスターパーティーレースやマツダ耐久「マツ耐」など参加型モータースポーツに力を入れています。スーパー耐久をその参加型モータースポーツの最高峰と位置づけピレリスーパー耐久シリーズ2018の大会スポンサーも行っています。そんなマツダにとってもシリーズランキング上位独占は悲願と言えるでしょう。
その一番の要とも言うべきシリーズ3位を賭けた戦いに挑むデミオディーゼル DXLワコーズNOPROデミオSKY-Dの陣営のプレッシャーは計り知れません。
またデミオディーゼルを走らせるTEAM NOPROは体調不良により野上敏彦監督が欠席。今回の岡山ではそのご子息でST-2クラスアクセラディーゼル DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-Dのドライバーとチームメカニックを兼任する野上達也選手が監督を代行。「緊張するとお腹が痛くなる」と言いながらもデミオディーゼル DXLワコーズNOPROデミオSKY-Dの采配を行います。