【新型ジープ・ラングラー・アンリミテッド試乗】新型ラングラーはどこが進化したのか? アンリミテッドの仕上がりは?

11年ぶりにフルモデルチェンジを受けた新型ジープ・ラングラー。2018年は、メルセデス・ベンツGクラス、スズキ・ジムニー/ジムニーシエラと、クラスは違えども「日・米・独」を代表する本格オフロード4WDが新型にモデルチェンジしました(Gクラスも型式は同じでも、実質的には新型といえるでしょう)。

ラダーフレームに、前後ともにリジッドアクスルサスペンション、油圧アシストのボール&ナット式ステアリングを採用するなど、悪路走破性や走りを支える形式は不変となっています。

それでもシャーシ自体は一新されているほか、ドアやドアヒンジ、ボンネットやフェンダー、ウインドシールドフレームにはアルミを使い、スイングゲートの骨格部分や内側パネルにはマグネシウムを用いることで、車両重量の大幅な軽量化を実現。

ジープ・ラングラーといえば、とくにアンリミテッドの方ですが、住宅街のみならず道幅の郊外路や比較的余裕の駐車場であっても「取り回し」も気になるところ。先代ラングラーは、最小回転半径が6.0m、アンリミテッドはなんと7.1mでした。

しかし、新型ではラングラーが5.3m、アンリミテッドが6.2mと大幅に小回りが利くようになっています。現在では、アンリミテッドの6.2mでも大きな最小回転半径ではありますが、先代では切り返さなくてはならなかった場所でも新型では1回でクリアできそう。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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