【パリモーターショー2018】トヨタ・スープラの兄弟? 世界初公開のBMW Z4を会場で特写

トヨタとBMWがスポーツカーを共同で開発していることは秘密でもない厳然たる事実ですが、それが具体的にはBMW Z4とトヨタ・スープラという関係にあることは、公然の秘密といえるでしょう。

その「かたわれ」といえるBMW Z4が2018年のパリモーターショーで世界初公開されました。

Z4の伝統を感じさせるエレガントで古典的なオープン2シーターシルエットと、現代のBMWらしいアグレッシブなディテールが織りなすスタイルは、全体としては非常に現代的。コクピットに目をやると、メーターとセンターディスプレイそれぞれに10.25インチの液晶パネルを採用した未来的なテイストになっています。

展示されていたZ4のリヤに貼られたエンブレムは「M40i」。外観ではMスポーツブレーキ、電子制御Mスポーツリヤディファレンシャル、Mスポーツホイール(18インチ)を備えていることが確認できます。サスペンションもMスポーツで引き締められ、フロントに置かれる直列6気筒エンジンの最高出力は250kW(340馬力)。0-100km/h加速性能は、わずか4.5秒ということです。

(写真:小林和久 文:山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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