【パリモーターショー2018】BMW・3シリーズがフルモデルチェンジ

2018年10月2日に開幕したパリモーターショーにて、BMWがその中心モデルといえる「3シリーズ」の新型モデルを発表しました。

3シリーズといえばプレミアムゾーンの中型スポーツセダンのベンチマークともされる一台ですが、ひとめでダイナミックな意匠になったボディは全長を85mm伸ばし、全幅を16mm拡大、それでいて全高は1mm高にとどめるなどスポーティなプロポーションを進化させています。

ホイールベースも41mm伸びていますが、BMWの伝統といえる前後重量配分50:50というウェルバランスはキープしています。前後の灯体もアグレッシブな形状となり、強い顔つきとなっていますが、エアロダイナミクスは上々で、新型3シリーズのCd値は0.23~0.26と非常に高いレベルになっています。

エンジンは4気筒ガソリンと4気筒/6気筒のディーゼル。馬力ゾーンは110 kW(150 馬力)から 195 kW(265 馬力)の範囲、さらに年内にはスポーティ版のMパフォーマンス、電動車両ムーブメントに対応したプラグインハイブリッド車もローンチされる予定となっています。

欧州での発売予定日は2019年3月9日、スマートフォンをスマートキーとして活用できるという新しいアイデアの操作感も気になる注目のニューモデルです。

(写真:小林和久/BMW 文:山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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